話題となった女子バドミントンのヒザ上20cm 超ミニワンピース型ユニフォーム

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スピード社が開発した競泳用水着=レーザーレーサーが社会現象となり、改めて、各競技のウェアや用具の開発や進化に対する注目度が上がっている昨今。人気男性誌、週刊プレイボーイ(8/11号)では、「最強日の丸スポーツ用具でメダルを狙え!!」と題した特集が組まれた。

最初に取り上げられているのは、女子バドミントンの小椋久美子&潮田玲子ペア(以下、オグシオ)が着用し話題となったヒザ上20cmの超ミニワンピース型ユニフォーム。潮田は「すごい涼しくて、下は何も履いていない感じがした」とマスコミが喜ぶようなコメントを発し、このウェアの開発したヨネックスは、「ウェアの素材にキシリトールを配合している」と、ガムや飴に入っているキシリトールを素材に用い、汗と化学反応を起こし冷やすという驚きの技術を取り入れたことを明かした。これにより衣服内温度を約3℃も低く保てるという、バドミントン・ユニフォームは、高温多湿の北京にもってこいという訳だ。

女子体操では、超ハイレグレオタードをミズノが開発。「お尻の部分がちょっと食い込むけど、前はいい感じ」と話すエースの鶴見虹子は、北京用に両サイドの腰周りが3.5cmも高くなったレオタードを絶賛。ミズノ担当者は「選手はやらしいってイメージはまったくない(笑)。やはり“見た目も勝負”な競技なので。日本人は海外選手と比べると足が短いので脚長効果がある」と答えている。

また、金メダルが有力視される女子マラソンの野口みずきは、アシックスのシューズ職人・三村仁司氏が作る“魔法のシューズ”を履くという。ソフトボールは、ベルトがないタイプのユニフォームや、既に腰履きスタイルが定着しているため、綺麗なシルエットになるように股上を浅くし、ローライズにするといった乙女心が配慮されている。

選手ばかりでなく、各メーカーにとっても、企業努力の集大成となるであろうオリンピック。ウェアや用具に注目することもまたオリンピックを楽しく観る方法か――。