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音楽ビジネスを見切った"ロックンロールの避難民"10人

ここ数年、大きくビジネス環境が変わってしまった音楽ビジネスの世界。
かつてアナログ・レコードからCDへとパッケージがシフトしたのとは違いデジタル時代は従来の通りのビジネスモデルでは到底支えきれずに、毎年相当数のレイオフが行われているのが現状だ。

<Rollingstone.com>ではそんな中このビジネスにいち早く見切りをつけた人達を「Rock & Roll Refugees=ロックンロールの避難民」と称して10人の元業界人と現在の職業についての特集をしている。

Simon Baeyertz・・・23年間音楽業界にいた元V2レコーズのアメリカのインターナショナル・ヘッド。
5年前に妻からの提案でプエルトリコに22部屋のホテルを建設予定。

David Millman・・・90年代に隆盛を誇ったジャズ系レーベルGiant Recordsのパブリシスト。
自らPR会社もやりつつワーナー・ジャズでも活躍したが現在はオレゴンのワイン醸造所の常務。音楽販売とは違ってぶどう園の運営は成長を続けているそうだ。

Darryl Franklin・・・ベック、ナイン・インチ・ネイルズなどを抱え90年代に最も成功したレーベルの一つであるインタースコープ・レコードの副社長。
25年間音楽業界専門の弁護士としても活躍したが現在はスケートボーダー、ダニー・ウェイのマネージメントをしている。

Zach Brooks・・・衛星ラジオ『シリウス』で編成マネージャー。
いつでもラジオ業界に戻る事も出来るそうだが、現在はニューヨークのミッドタウンのランチを紹介する人気ブログ<midtownlunch.com>の運営者。

Debbie Southwood-Smith・・・インタースコープ・レコードの副社長とA&R。
現在はニュージャージーのフェアリーディキンソン大学で働いている。

Beth Patterson・・・ドアーズなども在籍した名門エレクトラ・レコーズの弁護士。
ワーナーとAOLの合併で一時解雇され音楽業界を去った彼女は現在カウンセラーとコロラドのバンドの弁護士をしている。

Robert Wieger・・・アトランティック・レコードの副社長とマーケティング担当。
彼もワーナーとAOLの合併で16年いた音楽業界から突然解雇。現在はスパ・リゾートのマネージャー。
以前一緒に働いたことのあるバニー・マニロウに遭遇したり、前職で会った有名人達に出くわす事もあるそうだ。

Stan Goman・・・元タワーレコードの管理職。
で2002年米タワーの倒産により37年間在籍した職場を去り、現在はサクラメントの印刷会社のオーナー。
12ドルで仕入れて9ドル99セントで売るようなレコードよりはよっぽど割がいい仕事だという。

Barry Feldman・・・BMGのA&Rと再発部門。
ジャズやブルースの再発を手掛けていたがソニーとBMGの合併の際に会社を辞め、現在はLincoln Financialという会社でファイナンシャルアドバイザーとして45人のクライアントを抱えている。

Lisbeth Cassaday・・・Lavaレコードの副社長。
キッド・ロック、シンプル・プラン、ジョン・バトラーなどを抱えていた有力レーベルだったが、2005年にスターバックスが看板となったレーベルの誕生の犠牲になり突如解体された。
現在は看護学校の学生。母親を癌で失ったことがきっかけで医療の世界に新たな活躍の場を求めた。

10人それぞれのストーリーがあり、これも僅かながらの勝ち組の人達という感もあるが、当然ながらその殆どが名だたるレーベルの中核を占めていた人ばかり。
これを音楽を主に扱う雑誌が特集を組む辺りも非常に興味深い。


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