「職場のいじめ」エンジニア的対策マニュアル
小・中学生、高校生などに何人もの自殺者を出し、大きな社会問題となっている「いじめ」。深刻な状況は、学校のみに限らない。果たして、エンジニアの職場のいじめの実態はどのようなものか、エンジニアはいじめにどう対処すればいいのだろうか。生の声と専門家のアドバイスをお届けする。

エンジニアの職場の「いじめ」の実態
■エンジニアのいじめは多い?少ない?
いじめ、とりわけ職場でのいじめの定義は実に幅広いものだ。例えば、ちょっと怒鳴っただけで猛烈なプレッシャーになる人もいれば、何も感じない人もいる。極論すると、いじめかどうかは、その人がどう受け取ったかによるともいえる。

たとえ当事者にならなくても、同じプロジェクト内や、連携を取る必要があるチーム内でいじめがあるのは、エンジニアにとってやっかいだ。関係ない、ですませようとしても、「プロマネとリーダーが一緒に外出したとき、何かの拍子でもめたらしく、プロマネが怒ってしまった。リーダーがプロマネから無視されるので、下のプログラマは迷惑している」(38歳/品質管理・生産管理)とプロジェクトの進行や生産性に波及するようになれば、他人事ではすまされないはずだ。

まずエンジニアの職場は、いじめが多いのか少ないのかみてみよう。Tech総研がエンジニア300人を対象に行ったアンケート調査によると、職場にいじめがあると答えた人は全体の33.3%(「頻繁にある」「ときどき」「たまに」の合計)だった。
財団法人21世紀職業財団が、2004年、農林業を除く全業種を対象に実施した調査では、「パワーハラスメントがある」職場が34.2%、「その他の職場のいじめ・嫌がらせがある」が28.0%。エンジニアの職場におけるいじめも、一般的な傾向とほぼ同じ割合で起こっていることがわかる。

■誰が誰をどんなことでいじめている?
どんな行為が行われているか」という質問への回答はさまざまで、いじめに対する見方が人によって大きく異なることがわかった。「メタボリックな人の腹をつかんでいる」(30歳/運用・保守)のをいじめととる人もいれば、「昼食に誘われない」(27歳/回路・システム設計)のをいじめと感じる人もいる。あるいは、「上司がお気に入りしか連れて歩かない」(39歳/運用・保守)のをパワハラと受け取ったり、「指示どおりできなくて、年下からきつく言われる」(25歳/システム開発[WEB・オープン系])ことをいじめとみなしたり。もちろん、「作ったプログラムを消された」(33歳/システム開発[マイコン・ファームウェア・制御系])、「机に消臭剤を置かれた」(31歳/機械・機構設計、金型設計)といった明らかないじめも少なくない。

では、どのような図式でいじめは起きているのか、みてみよう。「誰が誰をいじめているのか」の設問に対する回答で多かったのは、トップが「上司が部下を」の62.0%、次いで「先輩が後輩を」の42.0%、そして「同僚エンジニア同士」の31.0%だった。強い者が弱い者をいじめるという、いわゆるパワーハラスメントの傾向は、エンジニアの職場でも強いようだ。

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