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日本のCRM市場を牽引する、シナジーマーケティングの秘策4/INSIGHT NOW 編集部

日本はマスマーケティングが効かない社会となりつつある。求められるのは「マス」から「One to One」への転換だ。そのためのCRMソリューション分野で高いシェアを誇り、業界を牽引するシナジーマーケティング社の極めて独創的なマーケティング戦略に迫る。

最終回 「めざすのは日本企業40万社の活性化」


■徹底したプル型プロモーション
「最終的に潜在的マーケットは、4000億円ぐらいはいくんじゃないでしょうか」

単なるCRMマーケットではない。その中のASPマーケットである。谷井氏の試算によれば、次のような潜在的マーケットボリュームが存在することになる。

「日本にある会社が少なく見積もって150万社です。そのうち従業員が10人以上の会社が約40万社あるんですね。従業員が10人いれば粗利益にして最低1億円は稼げるはず。粗利の1%を顧客情報の管理コストに当てたとして年間100万円になる」

『Synergy!(シナジー)』の月額契約料が8万円とすると、狙いはぴったりと定まっているわけだ。年間100万円×40万社イコール4000億円である。

「ところが、現時点での当社の契約件数はまだ866件程度です。この先、どれぐらい伸びていくのか楽しみですね」

では、そうした開拓余地が非常に大きいマーケットに対して、同社はいまどのようなプロモーションを展開しているのだろうか。

「いわゆるアウトバウンド、つまりテレアポをするとか、あるいはドアノックをするといった営業はほとんどしたことがないんですよ」

意外というよりも、本当なのだろうかと疑わざるを得ないような話だ。そもそもマーケット自体がまだ成長期にさえ入っていない段階なのだ。CRMについて知るどころか、関心を持っている企業さえ少ないだろう。飛び込みでもしてどんどん営業をかけないことには、契約を獲得することなんて不可能ではないのだろうか。


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