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◎なでしこ、メダルの夢は散る=ドイツに奮闘も壁破れず〔五輪・ハイライト〕

 なでしこジャパンが、赤銅色の花を咲かせることはできなかった。五輪4強の次の1勝が遠い。世界のトップレベル、悲願のメダル獲得には隔たりがあることを、選手自身が感じていた。

 日本は準決勝の米国戦同様、先制点狙いに集中。前半はいい形を作った。中盤で阪口がボールを奪い、ベテラン原が右サイドから展開。左からは宮間が狭いエリアを狙ってミドルシュートを打ち、エース沢が要所で後方から飛び出した。しかしゴール付近の競り合いでは相手が強い。結局ゴールは割れなかった。

 後半はサイドを切り替えられ、ドイツの20歳の新鋭に2度得点された。「相手はしっかり勝つ方法を知っている。日本はやっと世界の壁が見えるところまで来た」とは主将の池田。今大会、アテネ五輪優勝の米国には2度負け、この日は昨年のワールドカップ王者のドイツに屈した。いずれも対戦成績で勝利なしという現実が残った。

 それでも、日本選手団の先陣を切った6日のニュージーランド戦から中2日で計6試合。1次リーグのがけっぷちで大勝したノルウェー戦、アウェーの雰囲気に負けなかった中国との準々決勝など、精神力は胸を張っていい。選手は両手のつめに五輪マークと同じ5色のマニキュアを施し、熱い思いは片時も忘れなかった。男子のJリーガーには及ばない低い収入、サポーターのまばらなスタンドという不遇の国内リーグで力を磨き、ここまでやった。

 「日本のサッカーはできていたので、悔しい」。ピッチに立ち尽くした21歳の永里優が言う。若手がこの経験を武器とし、さらに大きな花を開かせるに違いない。(北京時事)


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