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[アナリストが走る!]逆行高のレナウン、脆弱な財務体質などまだ課題は多い


 株式市場が全般的に調整局面にあるなかで、レナウン(3606・東1)の株価が堅調に推移している。

 7月3日に付けた252円を直近の底として、7月17日には341円まで一時上昇。上昇率は約32%に達しており、TOPIXが7月3日〜17日に約4%下落していることを考慮すると、その違いは明らかだ。

 同社が業績低迷に直面して打ち出した、構造改革への期待が株価上昇の背景にあるようだが、この構造改革には課題が多い。09年2月期では営業赤字計上は避けられず、来期以降の展望も描けない。

 7月10日に発表となった09年2月期第1四半期(08年3月〜5月)の営業利益は、前年同期比51.2%と大幅に減少した。

 百貨店内の店舗を中心に来客数が減少したほか、高単価の基幹ブランドが低迷したため、平均単価も落ち込んだ。さらに、広告宣伝費などの販売管理費がこれまで通り高水準のままで推移し、営業利益は大きく落ち込んだ。

■不採算ブランドの整理で営業損失計上は不可避

 同社は現在、業績低迷の打開をめざして、不採算ブランドの整理を軸とした構造改革を進めている。

 09年2月期の会社計画では、厳しい事業環境と構造改革の影響を織り込み、11億円の営業損失計上を見込んでいる。16ブランドが整理され、撤退に伴う作業の人件費負担などを勘案すれば、営業損失計上は避けられないだろう。

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