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映画「靖国」上映好スタート=福岡市天神

映画「靖国」上映好スタート=福岡市天神
シネテリエ天神の入り口。(撮影:徳島達朗、7月17日)
【PJ 2008年07月18日】− ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の九州での初公開を迎えた。福岡市では、中央区天神の「シネテリエ天神」で7月12日〜8月15日までの会期で上映中である。7月17日(木曜日)、午後の部を観に出掛けた。

 「シネリエ天神」はビルの地下にある。階段をおりると、午後の部を見る人が行列している。整理券が配られた。入り口の案内の若い青年に、「平日なのに結構入りますね」「土日はもっと混むのでしょうね」「反応はどうですか」「アンケートはとってないのですか」「妨害はありませんか」と水を向けてみた。青年の受け答えはこうであった。「街宣車がたまに上を走っているようです」「いやがらせの電話も多少あるみたいです」。彼は支配人でないのではっきりとはいえないのかもしれない。
 
 この映画館はコンパクトで定員70名である。補助椅子も使用されていた。80名は入れる。午前の部が終わって出てくる人は満席だったのだろう。私の見た午後の部(1時40分より2時間)は満員(70名)であった。終わって外へでると次ぎの回を見る人が列をなしていた。観客がパラパラで寂しい思いをするのかなと想像していた私の予想は外れた。やはり靖国問題は関心があるのだ。見回したところ年配者、それも夫婦同伴が目につた。きな臭い昨今の状況を感じ取り、平和と戦争を考えようということか。
 
 映画の内容は旧聞に属するので、詳しくは触れない。九州でも話題作の上映が始まったことと反応が割合いいのではないかということを記すにとどめる。監督はLi Ying、登場人物は刈谷直治(Kariya Naoji)、菅原龍憲(Sugawara Ryuken)、高金素梅(Gaojin Sumei)である。刈谷さんは90歳を超える刀匠で、靖国で現在でも日本刀を製作している。

 靖国の神体は日本刀で、昭和8年から敗戦まで、12年間に8100振りの日本刀が製作され、軍人に配れたという。菅原さんは仏教の僧侶だが、やはり僧侶の父が軍人として戦死し靖国に祭られていることに疑問を感じ、合祀を取り下げてほしいと靖国に要請している。

 高金さんは台湾の人で、父親が日本軍人として戦争に駆り出され戦死し、靖国に合祀されていることを認めることができず、毎年靖国に合祀取り消しを求めている人だ。映画は、刈谷さんの日本刀の鍛冶を中心にすえて淡々と描き、背景を彩るように8月15日の靖国神社境内の出来事をドキュメントとしてフラッシュバックさせている。

 靖国神社とは何か? 私たちが冷静に考える材料を映像として提供しているすぐれたドキュメンタリー作品だと思った。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 徳島 達朗【 福岡県 】
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