イチローをトレードすべき、と地元紙。シアトルの地元紙「シアトル・ポスト・インテリジェンサー」紙の電子版は、17日付けで、マリナーズのイチロー外野手を、トレード期日までに放出すべきだと報じた。

 「バベシGMの解任会見の際に、ハワード・リンカーンCEOは、チームの全員がトレード候補になりうると語った。それなら、イチローを7月31日までに放出すべきだ。もし、私がリンカーンなら、ペレコーダスGMに、球宴右翼手と交換にエース級の投手か、若手の有望株が獲得できるかどうか、物色するように言うだろう」と同記事。「イチローに反対しているわけじゃないけど、一からやり直す時期に来たのではないだろうか」と提案しているもの。

 ジム・モーアというコラムニストによって執筆されていた同記事は、更に、「改革が必要なら、たとえ、チームで一番の選手でも、10月に35歳になる選手にはしがみついていられない。選手の人気に、惑わされてはいけない。勝つことに真剣なら、マーケティングの観点は一旦忘れて、チームの成功というものは、長期にわたってファンにアピールすることが本質だということを理解しなければならない」

 同記事は、数週間前にESPNのラジオ解説者であるコリン・コウハード氏が、「イチローは最も過大評価された選手」と評価したことを指摘。そのコウハード氏が改めて同紙のインタビューに対して「イチローは蚊。単打を打つだけで、打線の軸にはなれない」と語っている。