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不良を囃し立てる国、−日本−


7月7日付けの日刊スポーツ紙上で「元暴走族講師がTV、ラジオに本格進出」という記事を見つけた。紙上で使われてた表現を引用させて頂くと
「元暴走族特攻隊長で東進ハイスクール講師の吉野敬介氏」という方が、真面目なルックスと知的なイメージが強い生島ヒロシ氏と異色のタッグを組んでメディアに進出するのだそうだ。吉野氏は勤務している予備校で「古文のカリスマ」と呼ばれるほどに、指導に関しては定評がある方らしいが、そのような方は探せば日本国中にいくらでもいるのではないだろうか?では、なぜ吉野氏に白羽の矢が立ったかというと、説明は不要。彼は元暴走族特攻隊長だったからだ。

以前、「ヤンキー先生」という言葉が非常に流行したことを覚えている方も多いだろう。その「ヤンキー先生」こと義家弘介氏。不良という経歴を持ちながら教師になり、今となっては自民党所属の現役参議院議員センセイである。

この二人の人間の共通点はもちろん、以前に非行を繰り返す不良少年であったと言う事、更正した後は教育者として子供に勉強を教える立場にあること、そして最大のポイントは共にメディアに囃し立てられていることである。前者はこれからメディアに頻繁に露出をして、ゆくゆくは世間の知名度を得ていくかも知れない。後者に至っては、著書を数冊出版し、ドキュメンタリー番組を制作してもらい、その番組を機に作られたドラマやマンガがヒットして知名度が上がった途端に大学から講師や准教授の申し出を受け、とうとう選挙に出馬までして当選する、というこの上ないサクセスストーリーの主人公となってしまった。

彼らの過去の経歴からの立ち直りについて異論を唱えるつもりは無いし、むしろ不良少年からの更正の最良の例として褒め称えても良いのではないだろうか。

ただ、犯罪を起こせば前科が一生付きまとうように、彼らの過去の非行の経歴は消すことができないのである。具体的な内容など知る由もないが、彼らは不良少年であった頃に自身の快楽のために他人の迷惑など顧みずに社会を冒涜し、時には法律を犯すこともあっただろう。なぜそのような人物が世間から注目を浴び、「教育のカリスマ」のような地位を得ることが出来るのであろうか?

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(記者:オプティミスト)


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