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映画『相棒』は彼女達にどう映ったのか


たまたまお邪魔したブログでの記事のこと。

『相棒見に行く!』

なる文字の書き込まれたプリクラがアップされていた。見るからに高校生くらいの女の子四人組で撮ったプリクラだ。

私は非常に驚いた。

……はい?

いやいや、別にプリクラがアップされていることに対してではありません。私の驚きは、この世代でも「『相棒』を観に行こう」と思う子が居てくれたこと。制作サイドもこの世代をターゲットにしているとは思えませんし……。

もちろん"この世代"とひとくくりにしてしまうのは、いささか身勝手かつ強引ではありますが、あの『恋空』に感動し、涙する世代ですから…。それ故、この文を見た時は驚きと共に何だか妙に嬉しくなりました。

ところで、『相棒』が何を指すのかはお分かりですよね?
水谷豊、寺脇康文主演による、人気テレビドラマシリーズの劇場版のことです。

先日遅ればせながら私も鑑賞することが出来まして、その評判どおり楽しめました。
際どい伏線を彼方此方に張りながら、終盤にお得意のどんでん返しを織り交ぜ、クライマックスにはその全編を通して作品の伝えたい、裏に秘められたメッセージを込めて終了。毎度テレビシリーズでも言えるように、最後は視聴者、観客にそのメッセージを噛み締め、余韻に浸ってもらうという、スクリーンに舞台を移しても『相棒』の世界観を損なうことの無い作品でした。

もっとも、サイト上での数々のレビューを拝見すると、

「期待したほどでもなく内容が薄い」
「出演者がやっぱり地味」

などといったネガティブなご意見もチラホラ。まぁ、言わんとしたいことは何となく分かります。評判が良くなればなるほど、ハードルも上がってしまいますし。

ただ、中にはテレビシリーズを観たことが無い人も観賞に訪れるであろう劇場版。変に謎解きを複雑にしたり、出演者を豪華にすれば良いというものではないとも感じます。キャスティングに縛られて、本来の味を失ってしまうようでは、深夜枠からゴールデンに移行して失敗する、幾多のテレビ番組みたいなものですから。

[記事全文へ]

(記者:桶乃弥)

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