ユヴェントスがデンマーク代表MFクリスティアン・ポウルセン(28歳)を正式に獲得したとのニュースが流れると、サポーターが反対の声を上げた。イタリア人にとってポウルセンといえば、EURO2004でフランチェスコ・トッティのツバ吐きの原因となったとして記憶に新しいが、ファンを怒らせたのは、セビージャへの1000万ユーロ(約16億4000万円)という移籍金のほかに、ポウルセンのプレースタイルだったようだ。

 ユヴェントスがプレシーズンのトレーニングを行っているグラウンドに現れたサポーターは、「信じられない。あんたらはまたロクでもない選手:ポウルセンを獲得した」と書いた横断幕を掲げていた。

 ユーヴェのファンは、ハードマークが身上のポウルセンよりも、シャビ・アロンソのようなクリエイティヴな中盤の選手を求めている。つい2週間ほど前まではアロンソ移籍が確実視されていたが、移籍金で折り合いがつかなかったと言われる。