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【オトコ魂】華麗なる?「ヒモ」の生活

【オトコ魂】華麗なる?「ヒモ」の生活
昔から「髪結いの亭主」はオトコの理想と言われているが、「髪結いの亭主」とは「女房が働くからオレは働かなくていい」といういわゆるヒモ状態だ。

「ヒモ」というと一般的には女を働かせてオノレはのうのうと遊んでいるひどいオトコというイメージだが、「実際にはそういうダメ男に貢ぎたい女性が世の中にはおおぜいいます」と言い切るのはプロの「ヒモ」の鍵 英之氏(43歳)。

彼は、早稲田大学を卒業後、世界に名だたる一流企業に就職しながらも「自分の人生の目的は女性経験の生涯人数を増やすことにあり」と悟り、エリートコースを捨て、以来専業「ヒモ」として女性たちに食べさせてもらっている。

この10数年に及ぶ彼の華麗なるヒモ生活はその著書「完全 ヒモマニュアル」に詳しいが、そのテクニックを真似たい熱烈な支持者も多く(支持者はオトコだ)ふだん神戸から出ないといわれている彼が東京に来るという情報を得て、なぜイケメンでもなくかっこいいオトコでもない鍵氏がヒモとして成功しているのかを探りたく取材を敢行した。

いろいろな体験話を聞くうちに、そのテクニックと考え方にはいい意味でも悪い意味でもうなされるばかりであったが、総体的にヒモが成功するには「ヒモられ女性」を選別することに鋭意情熱をそそぐところにあるような気がした。つまり「ヒモ」として成功するには「ヒモられ女性」の選択が大事ということだ。こう聞くと、「誰がヒモられて喜ぶもんか?」と思いがちだが、都会で一生懸命ひとりで働きながらも、満たされない心の隙を抱えている女性はかなり多いらしい。

鍵氏は「汚れた靴を履いているオンナ」「箸の握り方が悪いオンナ」「食べ物の好き嫌いが多いオンナ」そして「親との関係ってどうだったの?」という質問に「まあまあ」などと答える女性をターゲットにしているとのこと。

それは充分に正しい形での親の愛情を受けて育っていなかったり、日常生活の中できちんと自分に対する自信とプライドを持って生きていないなど、心のケアができておらず、寂しさを抱えている女性たちにはどこかに「心の隙」があり、その心の隙間を埋めてあげることで「ヒモられ女性」の心が満たされ、代わりに「ヒモ」は食べていけるという構図らしい。

聞いていて腹を立てる人もいるだろうし、マネをしたいと思う人もいかもしれないが、いずれにしても人間観察力がなければ「ヒモ」は務まらないようだ。

しかも鍵氏はこれを本にしてしまい、堂々と公言してはばからない。金持ちでもなんでもない、そんな心の隙をかかえた女性から食べさせてもらうなどこちらからお断りというプライドの高いオトコは彼の生き方には否定的だろう。

それにしてもここまで徹底して(言い方は悪いが)女性をヒモって生きていく生き方を選ぶ彼の背景には何があるのだろう?

彼は子供の頃に母親から鏡を見せられて「こんなに不細工なオトコでは勉強ができなければ結婚などできないからたくさん勉強しろ」と言われたらしい。

そして一生懸命勉強して早稲田に入学できたのに、母親の言うようにはモテず、自分の努力はいったいなんだったのか?と疑問を持ったと言う。母親による幼児期からのトラウマと、彼女に対するゆがんだ怒りが女性を「ヒモる」という行為でバランスをとっているのかもしれないと、これは頭のいい本人の自己分析だ。

いずれにしても「ヒモ」と「ヒモられ女性」の関係は昔からあった関係なので、心に隙を抱えて生きる寂しいオンナがおり、そんなオンナから貢がれて働かずに暮らしたいオトコがいれば、これからも需要と供給の関係が成立するということだ。

ちなみに「ヒモ」の必要絶対条件は「女性のグチや悩み攻撃に何時も耐えられること」だそうだ。また女性にとって「いいエッチ」をしてあげることも必要条件だそうだ。

鍵氏のようにそこをすべてクリアする努力をしてなお女性経験の生涯人数を増やしながら女性に食べさせてもらいたいか、それともそんな努力をするくらいならさっさと自分で働いたほうがなんぼか楽だと思うかは、オトコの資質によると思えた。(長谷川 薫)

■関連リンク
鍵 英之ヒモのページ
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