石田純一(撮影:野原誠治)
 この夏注目のアクション映画「レッドライン」が、7月5日より、丸の内プラゼール系で公開中だ。フェラーリなどの高級スポーツカーやセクシーな女性が多数登場するカーアクション。1日に行われた公開直前イベントで、フェラーリへの熱い思いを語った、俳優の石田純一に映画の魅力について聞いた。

――映画「レッドライン」の見どころは?
石田純一(以降、石田):とにかくレースのシーンが臨場感があるから、爽快感とか疾走感、ドキドキ感がリアルに伝わってくる。個人的には、キャラクターがみんな強いので、よく覚えてる。見どころといえるか分からないけど、残るんですね。こういう映画は、車が主役で、人とかストーリーがあんまり残らないことの方が多いんだけど、そういう意味では残る感じで、何もかもインパクトが強い。だから、暑い日にスカッと見て欲しい感じです。

――夏向けの映画ということですね。
石田:夏ですね。完全に。

――映画の中に、たくさんの美女が登場しますが、もし石田さんが車の助手席に乗せるならどんな女性がいいですか?
石田:映画の中だったら、主人公の女の子に乗って欲しい。彼女はレーサーなので。そういう運転が上手な女性がいいですね。自分が助手席に乗ったりするのも夢ですけれどもね。

――ところで、いま左手の薬指に指輪をされていますが、何か意味はありますか?
石田:全然意味は無いです。左手にしているほうがしっくりくるんで。右なんですよ、だいたいは…。でも、取れなくなるんだなあ。別にそんなに意味は無いです。左手の薬指にしているほうが、なんか身体にいいって聞いたことあるんですよ。

――大のフェラーリ好きだそうですが、以前、運転中にエンジンから炎が上がったことがあるそうですね。
石田:昔ね。348の赤ですね。いわゆるスモールフェラーリの中でも、あの辺から、フェラーリが劇的に進化していったように思うんですけど、あの車が、マニフォールド、身体でいうと、炎症みたいのを起してて、そっから火が出ちゃったんですよ。それで焼き尽くしちゃったんですけど、一台。

――え? 丸こげですか?
石田:丸こげでした。あれはショックでした。3000万円以上したので。3回くらいしか乗らなかったから、1回1000万みたいな(笑)。

――えー!?
石田:そのときにフェラーリ社から手紙が来て、保険とかも下りないし、フェラーリも補償をするものではない、ということで、結局はパーなんですけど、すごい安い値段で、次のフェラーリをくれたんですよ。今も比較的、プレミアがついちゃってるんですけどね。その分で相殺みたいにはなりましたけども。焼けたのはV8エンジンの348なんですけども、その次がテスタロッサというV12のやつを、ほとんど卸値で売ってくれたので、ちょうどチャラぐらいにはなりました。