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[アナリストが走る!]大証のジャスダック買収価格はいくらが適正か、独自に試算!


 大阪証券取引所(8697・ヘラクレス)によるジャスダック証券取引所(未上場)の買収が動き出した。

 大証は現在、ジャスダックの資産査定に入っており、買収価格決定後、TOB(株式公開買付)を実施する予定だ。今回はジャスダックの適正な買収価格を試算してみる。

 ジャスダックの買収価格を算定するにあたり、「資産価値にシナジー効果(相乗効果)を足したもの」と、「PERによる評価」の2つのアプローチで考えてみる。

■システム関連費用の50%は削減できる見込み

 まず、1つ目の「資産価値にシナジー効果を足したもの」を見てみよう。最大のポイントは、システムを一本化できるメリットだ。

 証券取引所はシステム装置産業で、費用の大半がシステム関連費である。ジャスダックの08年3月期の決算短信によると「システム関係費」「減価償却費」の2項目で合計45億円ほどを計上しており、営業費用全体の59%を占めている。

 買収後は大証のシステムにジャスダックの上場銘柄を登録することで運用が可能となるため、保守的に見てもシステム関連費用の50%は削減できるだろう。

 つまり、約20億円が削減できることになる。これをシナジー効果ととらえ資本コスト8%で算出すると、税負担考慮後のシナジー効果は約150億円となる計算だ。これに、純資産145億円を足した約295億円が適正な買収価格と考える。

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