去就が注目されるアーセナルのMFアレクサンドル・フレブだが、彼の気持ちはすでに決まっているようだ。それはバルサに移籍することだ。英メディアによると、フレブはアーセナルを辞めたがっているが、ベンゲル監督が首をタテにふらないことから両者の関係は悪化しているとのこと。

「僕のフットボールへの考え方はベンゲルのものとはかなり違う」とスタイルの違いを指摘するフレブ。さらに、自身が最大の力を出せない理由の一つにセスクの存在をあげ、「セスクがクラブで最大のパフォーマンスを発揮できない理由の一つ。彼はエゴイストだ。シュートチャンスがある時、彼は常に自分で狙おうとする。彼よりも他に良いポジションにチームメイトがいたとしてもね。僕はそういうことはしない」と批判の矛先はセスクにまで及んでいる。

 バルサの一員になりたいフレブに対し、バルサも獲得に動いており、2000万ユーロ(約33億7000万円)のオファーを出しているが、今のところ合意には達しておらず、交渉は今も続いている状況。

「来シーズン、僕がどこでプレーしているかは分からない。アーセナルとバルサは交渉しているところだし、早く自分の将来がはっきりすることを望んでいる。僕はバルサに行きたいんだ」。

 フレブにはヨーロッパのビッグクラブからのオファーも届いているが、彼の気持ちはバルサに絞られていると考えられる。しかし、そのバルサはラポルタ会長の不信任投票の結果、同会長の続投は認められたものの、役員会内にラポルタ会長の辞任を求める声が上がり始めゴタゴタ中。このお家騒動がフレブ獲得に影響を及ぼすかもしれない。

(スペイン通信)