ドキュメンタリーシリーズ「アイスロード・トラッカーズ〜北極圏を走れ!〜」をPRする浅草キッド

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 米、英国のヒストリーチャンネルで最高視聴率を記録したドキュメンタリーシリーズ「アイスロード・トラッカーズ〜北極圏を走れ!〜」が、ついに日本上陸。7月27日、午後9時から、CS放送スカパー!のヒストリーチャンネル・ジャパンで先行プレミア放送される。

 気温マイナス40度のカナダで、ダイヤモンド採掘場へ物資を運ぶため、凍結した湖上を巨大トレーラーで疾走する命知らずのトラッカー6人の姿を追ったドキュメント。

 “ガテン系”の仕事に精通する浅草キッドが、番組の見どころや、自ら生命の危険にさらされた経験などについて語ってくれた。

――まず、「アイスロード・トラッカーズ」の見どころをお聞かせください。
水道橋博士(以降、水道橋):映像を見てもらえれば分かると思うんですど、実際の作品が、煽りを超えてると思うんですよね。俺たちも番組PRの仕事はよくしますけど、これは映像を見てもらうのが早いと思いますね。でも、あんまり言わないですよ。本当に本当っていうのは。それぞれに面白い点を探すんですけど、今回は作品そのものの持ってる力が圧倒的だと思います。

――ブログの方でも水道橋さんは熱く語られていますね。
水道橋:ええ。興奮しましたもん。

――何話までご覧になったんですか?
水道橋:3話です。

――私も1話を見たんですけど、1話の出発の時点でドキドキでした。
水道橋:そうですよね。最初っから面白いよね。ドーピング検査の所がやっぱ面白いよ。そんな仕事なんだって思っちゃうから。逆に言えば、本当はこれドーピングしないと出来ない仕事だと思うよ。昔はそうしたんだろうと。

――本当に行ったり来たりばっかりの生活が60日ぐらい続くっていう事ですからね。
水道橋:日本にいて想像できないじゃないですか? マイナス40度の世界で、ダイヤモンドが出るんですって。氷の上をトラックが走る、氷に亀裂が入る、上空を見ればオーロラがある、氷の下は地獄が待ってる。そんなの僕は想像が及ばないですよ、見た事ないから。

玉袋筋太郎(以降、玉袋):面白いよな。俺、大間のマグロものも結構好きなんだけど、あれ超えたもんな。石原プロがドラマ化するかもしれないけど、まず、オリジナルを見た方がいい。石原プロにこういう人いないかな〜。

――もしドラマ化するとしたら、俳優さんはどなたがいいですかね?
玉袋:いや、出来ないでしょ。だってそこらの俳優さんより、この人らの方が格好いいんだもん。ピカピカですよ。俺はこういうね、ガテン系にも光が当たるようになって嬉しいよ。

――玉袋さんイチオシの登場人物は?
玉袋:俺はやっぱアレックスとヒューだね。もう見た目がいいじゃない。だってもう、何やってんだ?って言ったら、トラックの運転手以外ねえ顔だもん。(登場人物の写真を見て) やっぱそういった仕事やってるヤツって色気があるよね。こういう人に抱かれたい女が増えないから、おかしくなっちゃってんだよ。全然、福山雅治とか木村拓哉より上ですよ。俺が女だったらこっちの方に抱かれたいね(笑)。

――キムタクよりもなんですか?
玉袋:全然こっちですよ。アレックスのかみさんが羨ましいよ。

――(笑)。トラッカーズは、命懸けでお仕事されているわけですが、浅草キッドのお二人は、お仕事で命の危険を感じた経験はありますか?
水道橋:人間サイコロっていう2メートル四方のサイコロの中に入れられて、それを雪山から落とされるっていう。その賽の目が何が出るかっていうクイズでやられたんですけど、それは世界で僕ら以外やってないです。ADさんもリハーサルでやらなかったし、やった所で谷に落ちていくのを見て、「ああ、これ危ないね」って言ってるだけだったから。だから空前絶後だと思います。しかも中にCCDカメラも入ってなくて、何のためにやるのかよく分からないんですよ。

――実際にやってどうなったんですか?
水道橋:椎間板ヘルニアになりました。僕は途中で蹴破って出てきたんですけど、玉袋は本当に谷に落ちて、偶然、雪の中に刺さったからいいものの、その救出だけで2時間ぐらいかかってましたからね。ていうか、なんであれやったのかいまだに分からないです。

玉袋:気絶してたもんなあ、雪の中で。

――それは、いつ頃のお話なんですか?
水道橋:15年ぐらい前ですね。

――トラッカーズは一攫千金を狙って、そういう命の危険がある仕事にチャレンジしていますけれども、浅草キッドさんがその人間サイコロにチャレンジした理由は?
玉袋:やらされたんですよ!! チャレンジしたんじゃないんですよ!

水道橋:だって給料4万円の時ですからね。でもまあ、これをやって名を売りたいっていう気持ちはあったんでしょうね。ていうか、こういう仕事しか俺らには来ないって思ってましたもん。芸風なんか無い頃だから。たけし軍団の末端っていうのは、リアクション芸でも死と隣りあわせじゃないとダメだ、みたいな。本当にその頃って、雪山の中にプール作って、氷を入れて、その中に飛び込むんですよ。それで何秒そこにいれるかっていうので。

玉袋:冷たさで言ったら、アイスロードの寒さに通ずるもんだと思いますよ。だってシャーベットですもんね。シャカシャカしてるフローズンみたいな所に入っちゃって。

水道橋:それでディレクターと殴り合いになりましたからね。みんな、極限状態でちょっとおかしくなっちゃって。雪の中を泳ぐなんて暖かいですからね。プールの後、あれは2本撮りだったから、雪の中をパンツ一丁で。

玉袋:泳がされたなあ、雪の中を。

水道橋:だけど、その前のプールを作って、その氷の中入るっていうのは本当にきつかったんですよ。だから雪の中では、なんだろうこれ、楽しいなあぐらいですよ。

玉袋:それ終わった後、宿に行って温泉つかった時の気持ち良さといったらなかったよ。溶けたね〜。それをトラッカーも感じているわけですもんね。そういう所は分かる。

――最近、危険を冒すようなテレビ番組っていうのは無いですよね?
水道橋:それはできないです。テレビっていうのは公序良俗を映していく方向性にあるわけだけど、このアメリカのやりきりショーの傾向って事実だからね。職業を映しているわけで、ドキュメンタリーをやっているわけだから。だから今、ちょっと地上波に飽きている人には丁度いいかもしれない。

玉袋:これ本当に飽きている人にはもってこいだよ。だって色んなもの見たいでしょ、テレビで。見たことがないもんな、こんなリアルを。

水道橋:既視感がないって言うのは、俺は大きいですね。今まで見たことないんですよ。この設定見たことない。これだけの絶体絶命見たことない。そこが大きいでしょうね。

玉袋:そうだな。巨大建造物作ってるドキュメントとか見たけどね、やっぱこれの方が過酷で過激だね。オンエアをちゃんと見ないと失礼だよ、この人たちに。

◇作品情報
「アイスロード・トラッカーズ〜北極圏を走れ!〜」
7月27日午後9時から、CS放送スカパー!のヒストリーチャンネル・ジャパンで先行プレミア放送。

<公式サイト>
http://www.historychannel.co.jp/irt/index.html

◇関連リンク
水道橋博士から暑中見舞いが届きます! - livedoor ニュース 夏特集 2008
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