今週のお役立ち情報
北朝鮮が最も恐れるのは、経済制裁ではなく金融制裁【辻広雅文 プリズム+one】
2008年07月09日11時06分 / 提供:ダイヤモンド・オンライン
北朝鮮による拉致被害者家族や支援団体は、北朝鮮への制裁解除、テロ支援国指定解除の停止を求めて連日集会を開き、サミットに集った各国首脳たちにアピールし続けている。
その切なくも必死で不屈の訴えに応えるかのように、ブッシュ米国大統領は記者会見で、福田首相から贈られた拉致被害者家族が綴った本を掲げ、米国が拉致問題解決に取り組み続けることを約束した。
だが、それがリップサービスにしか過ぎないことは、普段よりはるかに饒舌である不自然さだけからでなく、北朝鮮が最も恐れる制裁を米国が棚上げしていることからも明白である。
米国しかできない、徹底すれば北朝鮮が干上がってしまう効果的な制裁――それは、北朝鮮を国際金融システムから締め出してしまう金融制裁である。
2005年9月に米国が開始した金融制裁に朝鮮がなぜ1年以上も6者間協議を拒否するほど強く反発したのか、その一部解除によって北朝鮮がなぜ非核化交渉に入ったのか、国際金融システムと結びつけて金融制裁の威力を解説したものは少ない。ここで、ていねいに振り返ってみよう。
金融制裁は、米国財務省が米愛国者法にもとづいて、マカオのバンコ・デルタ・アジア(BDA)に開かれた北朝鮮関連の52口座(合計2500万ドル)をマネーロンダリング(マネロン)の懸念があると認定したことに始まる。
ここで、2つ強調しておきたい。
第1に、担当するのが外交当局である国務省ではなく、金融当局である財務省であることだ。米国財務省は麻薬資金洗浄問題に端を発し、9・11事件以後はテロ資金供与の防御が至上命題に加わって、世界各国と銀行界に対してマネロン防止体制の構築を主導してきた。米国はその法制度強化――ロウ エンフォースメント――の一環だという立場に立った。
続きはこちら
■関連記事
・北朝鮮に足元見られ核開発を黙認するブッシュ末期政権の大愚【週刊・上杉隆】
・北朝鮮テロ指定解除で「拉致問題」はむしろ解決へと前進した【政局LIVEアナリティクス 上久保誠人】
・「食糧高騰に苦しむ途上国」を見殺しにする強者の論理【辻広雅文 プリズム+one】
・クラスター爆弾禁止に合意した日本政府の判断は正しい【週刊・上杉隆】
・援助だけで能がない アフリカ開発会議で空回りする日本外交【週刊・上杉隆】
・メディアは一体何を育成するのか【森達也 リアル共同幻想論】
・池内 恵 テロ拡散の危機に警鐘を鳴らす
・【竹中平蔵が語る】官僚制度大改造計画!〜公務員は「年俸契約制」にすべき
・ 【マンガ 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?】 リストラとは「会社の贅肉」を落とすこと
その切なくも必死で不屈の訴えに応えるかのように、ブッシュ米国大統領は記者会見で、福田首相から贈られた拉致被害者家族が綴った本を掲げ、米国が拉致問題解決に取り組み続けることを約束した。
だが、それがリップサービスにしか過ぎないことは、普段よりはるかに饒舌である不自然さだけからでなく、北朝鮮が最も恐れる制裁を米国が棚上げしていることからも明白である。
米国しかできない、徹底すれば北朝鮮が干上がってしまう効果的な制裁――それは、北朝鮮を国際金融システムから締め出してしまう金融制裁である。
2005年9月に米国が開始した金融制裁に朝鮮がなぜ1年以上も6者間協議を拒否するほど強く反発したのか、その一部解除によって北朝鮮がなぜ非核化交渉に入ったのか、国際金融システムと結びつけて金融制裁の威力を解説したものは少ない。ここで、ていねいに振り返ってみよう。
金融制裁は、米国財務省が米愛国者法にもとづいて、マカオのバンコ・デルタ・アジア(BDA)に開かれた北朝鮮関連の52口座(合計2500万ドル)をマネーロンダリング(マネロン)の懸念があると認定したことに始まる。
ここで、2つ強調しておきたい。
第1に、担当するのが外交当局である国務省ではなく、金融当局である財務省であることだ。米国財務省は麻薬資金洗浄問題に端を発し、9・11事件以後はテロ資金供与の防御が至上命題に加わって、世界各国と銀行界に対してマネロン防止体制の構築を主導してきた。米国はその法制度強化――ロウ エンフォースメント――の一環だという立場に立った。
続きはこちら
■関連記事
・北朝鮮に足元見られ核開発を黙認するブッシュ末期政権の大愚【週刊・上杉隆】
・北朝鮮テロ指定解除で「拉致問題」はむしろ解決へと前進した【政局LIVEアナリティクス 上久保誠人】
・「食糧高騰に苦しむ途上国」を見殺しにする強者の論理【辻広雅文 プリズム+one】
・クラスター爆弾禁止に合意した日本政府の判断は正しい【週刊・上杉隆】
・援助だけで能がない アフリカ開発会議で空回りする日本外交【週刊・上杉隆】
・メディアは一体何を育成するのか【森達也 リアル共同幻想論】
・池内 恵 テロ拡散の危機に警鐘を鳴らす
・【竹中平蔵が語る】官僚制度大改造計画!〜公務員は「年俸契約制」にすべき
・ 【マンガ 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?】 リストラとは「会社の贅肉」を落とすこと
コメントするにはログインが必要です
Ads by Google
前後の記事
- ドイツにある不思議な建物『ビルアカデミー』 デジタルマガジン 09日12時00分
- 北朝鮮が最も恐れるのは、経済制裁ではなく金融制裁【辻広雅文 プリズム+one】 ダイヤモンド・オンライン 09日11時06分
- 【国際】 金利の高い国、低い国のカラクリ COBS ONLINE ビジネスコラム 09日10時00分
- あまり知られていない犬たちの興味深い10の事実 らばQ 09日10時53分
(2) - 石油高騰の犯人は? 英国エコノミスト日本語版WEB 09日11時00分
(16)
海外アクセスランキング
- 1

- 中国人留学生の帰国増加、今年5万人突破か―中国メディア
Record China 10日17時51分
(11)
- 2

- 錦湖アシアナ会長「韓日海底トンネルの建設を」 朝鮮日報 11日07時56分
- 3

- 【社説】韓国大統領が提案するも日・中から回答なし 朝鮮日報 10日08時21分
- 4

- ウォン安:「日本が韓国に手を差し伸べる可能性も」 朝鮮日報 10日09時57分
- 5

- ノーベル賞を日本に盗まれた!イタリア物理学会が猛反発 スポーツ報知 10日08時15分
- 6

- 楽天的なアメリカ人を理解するコツ ライフハッカー[日本版] 10日17時00分
(4)
- 7

- 「こんな所が!?」とてもそうは見えない世界のネットカフェいろいろ らばQ 10日18時57分
(1)
- 8

- 自宅の水道から突然ワインが出てきた町 新華通信社 10日20時54分
- 9

- [メラミン]業者を非難する共同声明採択 ASEANなど 毎日新聞 10日19時22分
- 10

- 厳しい時ほど一発狙い? ロト宝くじ販売増加 中央日報 10日18時17分
注目の情報













行きの電車、帰りの電車で