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【チベット通信】中国人の入店はお断り

meta-creation_date: 07/07/2008 12:00:00

【チベット通信】中国人の入店はお断り
【チベット通信】中国人の入店はお断り



暴動が記憶に新しいチベット自治区の都市・ラサだが、いま中国人お断りの店が増えている。事実、以前から中国人の客を敬遠するということはあった。たとえば、中国人に思える客がチベット料理屋に入ると、席についてからスタッフに「あなたはどこの国の人ですか?」と聞き、中国人と知ると店員の態度が一変するということが多々あったのだ。それがいま、実際に入店を断る店が増えているのである。




チベット料理屋は世界中に存在する。日本にもあるし、ネパールやインドにもある。チベット料理の人気メニューは、モモというネパール式の餃子だ。日本の餃子よりも皮に厚みがあるだけでなく、1.5〜2倍ほどの大きさをしている。具材はビーフ、チキン、マトンなど多彩で、鉄板で焼く調理法がメインだ(中国ではボイルする水餃子がメイン)。そのまま食べてもいいし醤油をつけてもいい。ほかにもチョウメンという名の麺類で、日本で言うところのヤキソバのような料理も美味しい。




話は戻るが、そんな美味しいチベット料理屋に入れない中国人が急増しているのだ。ネパールでチベット料理のレストランを経営しているチベット人のモンさん(39歳)は、その心境についてこう語る。「世界中のマスコミは暴動と言ってますけど、多くのチベット人は暴動というより戦争だと思っています。戦争中に敵国籍の人が入ってきたら、心情的にどう思いますか? 私のレストランは“あえて”国籍を聞くこともないし入店拒否はしていませんが、もし中国人だとわかったら態度に出ないとはいえません」。




チベット料理屋に入って、「あなたはどこの国の人ですか?」と聞かれるアジア人は多い。特に、日本人や台湾人(中国領だが)、韓国人はチベット人からすれば中国人と同じように見えることがあるらしく、その問いをされることが多いとのこと。日本人からすれば「どう考えても顔の骨格が違うだろ!」と思うかもしれないが、異国の人からすればわからないこともあるのだ。そう簡単にこのようなことを言うものではないかもしれないが、チベット料理を食べれもが美味しく食べられる“時”がくることを願ってやまない。




<チベット料理屋へ行く旅行者の皆さんへ>



アジア各国には、多くのチベット料理屋がある。なかでも中国には多くのチベット料理屋が存在する(特に四川省に多い)。ネパールのカトマンズとポカラにはネパールの文化を取り入れた美味しいチベット料理屋が点在している。インドのニューデリーやゴア、またはカシュミール地方などには特に多い。もしかすれば、あなたはそれらの店で国籍を聞かれることがあるかもしれない。そして、人によっては中国人でなくとも不快に思うこともあるだろう。そんなとき、格別なチベット料理をより美味しく食べるためにはどうすればいいか? チベット人たちの心情を察することでそれは解決だ。




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特派員:東方乗助

翻訳:鈴木・スーザン・美津子

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