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介護保険は権利のはずだが・・・


介護保険が導入された目的は、いくつかあるが、そのひとつに、導入前は介護という施しを受けるという感覚から、保険料を支払って、介護を権利として受けるという目的にすることがあった。

しがし、最近の介護の状況を見ると、とても権利として確立されているとは言いがたい。まず、要介護認定されることが狭き門となっている。家族による介護が難しい状況になり、要介護認定の申請をしても、介護が必要な状態ではないという結果になる。

お年寄りの場合、日頃は常に横になっていなくてはならない状態であっても、要介護認定のチェックを受ける時には、元気なふりをしてしまう。歩行が十分にできない人も、一生懸命に歩こうとする。これでは、介護が必要な状態とは認定されない。

老老介護という言葉がある。高齢者が高齢者を介護するという現状を表現している。90歳を超える母親を、70歳を超える娘が介護するというケースも珍しいものではない。

介護疲れが殺人に至ったケースが新聞に報道されることもある。老老介護は、親子間だけでなく、夫婦間でもある。常に介護から離れられない家族にとって、ふと、悪魔の声が聞こえることがある。それが、介護疲れによる殺人だろう。

日本はこれから、ますます高齢化が進む。政府は、介護を家族だけに押しつけず、国の施策として考える必要がある。悲しい事件をこれ以上、出してはならない。

(記者:ニュースマン)

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