■第6試合 ミドル級/5分3R
ジョシュ・コスチェック vs クリス・ライトル
○[3R終了/判定]×

昨年、ジョルジュ・サンピエールに敗れ、UFC2度目の敗戦を喫したコスチェックは、戦績は5分、上位陣との対戦にはことごとく敗れているライトルと対戦した。

試合は開始からライトルが左フック、ワンツー、左のハイと手数を出していく。2分経過と同時に、これまで左右のハイくらいしか見せていなかったコスチェックがタックルで一気にテイクダウン。ハーフガードからパウンド&エルボーをみせた。ライトルも、ガードに戻し、バタフライガードで抱え込もうと試みるも、コスチェックが上から潰して、パウンドを数発落としたところで1Rが終了した。

2R、小刻みなジャブから右ハイを放つライトルだが、コスチェックはパンチから片足タックル、ケージ際へ詰めての膝蹴りを見舞う。続いて、再びテイクダウンに成功したコスチェックは、1R同様、ハーフガードから強烈なパウンド&エルボー。ライトルの顔面には鮮血がほとばしる。

ハーフガードながらも、腰を入れ、ほぼマウントのような状態でパウンドを落とすコスチェックは、ライトルが苦し紛れに下から足関を狙った隙にサイドポジションを奪取。再びパウンド&エルボーを放ち、気がつけばオクタゴンマットがライトルの血で真っ赤に染まっている。

3R、コスチェックのタックルでケージ際まで追いやられたライトルは、ギロチンを狙うも、コスチェックは身体を一周よじって脱出。三度ハーフガードからエルボーを落としていく。もはやしがみつくしかないライトルだが、ここでブレイク→スタンドへ。

流血おびただしいライトルに、場内からは驚きの声。大歓声をバックに残り10秒をきってパンチを放っていくライトルは、コスチェックの顔面に左フックをクリーンヒットさせるも、倒すまでには至らず、最後は判定でコスチェックの勝利となった。

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