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モノづくり魂の風土で、年に12億個を多品種生産!小松ばね工業(株)=東京(下)
2008年07月04日06時26分 / 提供:PJ
【PJ 2008年07月04日】−
(上)からのつづき。小松ばね工業(株)は、売上高約13億円。従業員数125名(うち女性従業員数40名)。社員の平均年齢は44歳である。現在、全国各地で経産省の「産業クラスター計画」政策が推進されている。東京の品川区・大田区と神奈川県の横浜市・川崎市のエリアでは、優れた中小・ベンチャー企業と大手企業のマッチングを促進させるため「京浜ゲートウェイプロジェクト」が設立されている。この企業グループには、かつてPJニュースで紹介したセントラル技研工業(株)や(株)イスマンジェイなどが含まれている。そこに小松ばね工業(株)もメンバーとして名を連ねている。
同社の強みは製造システムの応用力である。最新機種を備え、応用力をもって活用し、生産の合理化、品質の均一化、精度の正確さ、コストの削減を実現していく。それを実行するのが熟練の技術スタッフである。そこから、「社員は作業員ではなく、技術者になってもらう」という発想が出る。
そのため、ISO9001で作成した「技能習得度力量認定表」に基づいて、年1回各自が能力や知識の棚卸しをし、レベルアップさせる仕組みを取り入れている。「社員には最初は分からなくてもいいから、絵や音楽に触れて感性を磨きなさい、とよく話します。モノづくりには発想の転換が必要で、豊かな感性が欠かせません」(小松社長)という。
技能大会も行い、各工場から優秀な人たちを集めて表彰する。日ごろから工場間で分担して業務を行っているが、地理的に離れているので、お互いの顔がなかなか見えない。そこで社員間交流の機会にしている。特に、本社がJR大森駅からバスで25分と、立地がいいとは言えず、社員の採用については難しい現実がある。その一方で、宮城県と秋田県の工場ではかなりの応募があるという。
また、有名な大企業が社員採用を拡大し、給与面での好条件を誇示されると、その影響を受けることもある。「一生懸命育てて、育ってくれたところで、辞められるとつらいですね。育ったからこそ彼らもステップアップできたと思ってあきらめるしかないのですが、これが中小企業の立場かなと思います」(小松社長)という気持ちもある。
その一方で1997年、海外に進出した。「小松ばねインドネシア(PT.KOMATSU BANE INDONESIA)」を設立している。その理由は、国内の仕事でも、得意先が海外に進出しているかどうかを発注の条件に入れるような気運が出てきたからだ。早速、シンガポール、マレーシアなどに視察を行った。しかし、そこではすでにバネメーカーが多く進出していた。
それがインドネシアでは、大きいバネをつくる会社だけしか存在しなかった。しかも、小松ばね工業の独立資本で進出可能だった。その他の条件も悪くないので、進出を決めた。仕事は日本の進出企業から受注し、タイに輸出している。慎重にして、大胆な決断力の持ち主である。「洋裁をするのが好きなのですが、インドネシア語も勉強しています」という。現地の社員を管理者に育てるのも課題としており、インドネシア人の女性管理者の育成も心がけているという。
事業の将来に関しては、「息子が入社して、以前からいる娘とふたりが当社で働いています。それぞれの能力を生かして協力していって欲しいと願っています」とモノづくり魂の承継には手ごたえを得ている。それでもまだ、課題がいくつかあるという。「それを解決して、次の世代のどだいとなる技術の種をまきたいですね。これまでは、自分の会社のことで精一杯でしたが、そろそろ違った形で地域に貢献できればと思っています」と、事業の高度化と地域貢献に意欲を燃やす。【了】
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
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同社の強みは製造システムの応用力である。最新機種を備え、応用力をもって活用し、生産の合理化、品質の均一化、精度の正確さ、コストの削減を実現していく。それを実行するのが熟練の技術スタッフである。そこから、「社員は作業員ではなく、技術者になってもらう」という発想が出る。
そのため、ISO9001で作成した「技能習得度力量認定表」に基づいて、年1回各自が能力や知識の棚卸しをし、レベルアップさせる仕組みを取り入れている。「社員には最初は分からなくてもいいから、絵や音楽に触れて感性を磨きなさい、とよく話します。モノづくりには発想の転換が必要で、豊かな感性が欠かせません」(小松社長)という。
技能大会も行い、各工場から優秀な人たちを集めて表彰する。日ごろから工場間で分担して業務を行っているが、地理的に離れているので、お互いの顔がなかなか見えない。そこで社員間交流の機会にしている。特に、本社がJR大森駅からバスで25分と、立地がいいとは言えず、社員の採用については難しい現実がある。その一方で、宮城県と秋田県の工場ではかなりの応募があるという。
また、有名な大企業が社員採用を拡大し、給与面での好条件を誇示されると、その影響を受けることもある。「一生懸命育てて、育ってくれたところで、辞められるとつらいですね。育ったからこそ彼らもステップアップできたと思ってあきらめるしかないのですが、これが中小企業の立場かなと思います」(小松社長)という気持ちもある。
その一方で1997年、海外に進出した。「小松ばねインドネシア(PT.KOMATSU BANE INDONESIA)」を設立している。その理由は、国内の仕事でも、得意先が海外に進出しているかどうかを発注の条件に入れるような気運が出てきたからだ。早速、シンガポール、マレーシアなどに視察を行った。しかし、そこではすでにバネメーカーが多く進出していた。
それがインドネシアでは、大きいバネをつくる会社だけしか存在しなかった。しかも、小松ばね工業の独立資本で進出可能だった。その他の条件も悪くないので、進出を決めた。仕事は日本の進出企業から受注し、タイに輸出している。慎重にして、大胆な決断力の持ち主である。「洋裁をするのが好きなのですが、インドネシア語も勉強しています」という。現地の社員を管理者に育てるのも課題としており、インドネシア人の女性管理者の育成も心がけているという。
事業の将来に関しては、「息子が入社して、以前からいる娘とふたりが当社で働いています。それぞれの能力を生かして協力していって欲しいと願っています」とモノづくり魂の承継には手ごたえを得ている。それでもまだ、課題がいくつかあるという。「それを解決して、次の世代のどだいとなる技術の種をまきたいですね。これまでは、自分の会社のことで精一杯でしたが、そろそろ違った形で地域に貢献できればと思っています」と、事業の高度化と地域貢献に意欲を燃やす。【了】
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