高砂淳二写真展  虹の星 〜The Rainbow Planet〜

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 見つけた人に幸せが訪れるという虹。古代アイスランドの神話では、虹は神々が地上に降りてくるための架け橋といわれ、アメリカでは、死者があの世へ行く道といわれている。

 古から人類を魅了してやまない虹の世界。そんな虹に昼と夜の顔があるのをご存知だろうか。昼の虹とは、まさに七色(レインボー)の世界だ。一方、夜の虹は「ナイト・レインボー」といわれ、満月の光によって闇に浮かび上がる神秘の光だ。星の輝く夜空にかかる光のアーチは、ハワイにおいて「幸せをもたらす現象」と信じられ、「神様からの贈り物」といわれている。

 神秘なベールに包まれた虹の世界をカメラで捉える写真家がいる。海の生物から風景まで、地球規模で活動する高砂淳二さんだ。

 「虹とは自然と人とのつながりだと思う。虹は2つの場所に掛かる架け橋の意味もある。私は、虹の意味が知りたかった。虹について、一言では言えませんが、見るたびに考えさせられ、気になる存在ですね。昼の虹は見ていて幸せになるというか、心が幸せを感じると思います。夜の虹は、暗い所に出るからかもしれませんが、心の中で見ているような気がします」と高砂さん。

写真家の高砂淳二さん
写真家の高砂淳二さん

 そんな高砂さんの虹の写真を集めた写真展「虹の星 〜The Rainbow Planet〜」が、7月2日からコニカミノルタプラザ(東京都新宿区)で開かれている。この写真展では、高砂さんが国内外で撮影した虹の写真約60点が展示されている。7月1日には、前夜祭ヒーリングイベントが、livedoorブロガー11人を含む多数の人を集めて開かれた。

参加したブロガーのblogはこちら
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 これまで多くの虹と出会ってきた高砂さんだが、見つけた時の感動は昔も今も変わらない。「虹を見つけると嬉しくてしょうがないですね。思わずVサインをしてしまいますよ」と笑顔で語る。

 ジョー奥田が担当したネイチャーサウンドの響く安らぎのスペースで、時間を忘れて「虹の世界」を楽しんでみてはどうだろうか?


●プロフィール:高砂淳二(たかさご・じゅんじ)
1962年、宮城県石巻市に生まれ。宇都宮大学在学中にオーストラリアを放浪し、ダイビングと写真を始める。大学卒業後、『月刊ダイビングワールド』の専属カメラマンを経て1989年に独立。代表作に『クジラが見る夢 ジャック・マイヨールとの海の日々』、『アシカが笑うわけ』。最新作『虹の星』がある。

■主催:コニカミノルタプラザ
「高砂淳二写真展 虹の星 〜The Rainbow Planet〜」
■コニカミノルタプラザ・ギャラリーB&C(新宿区新宿3-26-11 フルーツの高野4F)