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【オリコンうがや訴訟15】帝京大から2200万請求された広田氏「編集長や出版社はフリーを見捨てるな」

【オリコンうがや訴訟15】帝京大から2200万請求された広田氏「編集長や出版社はフリーを見捨てるな」
広田研二氏。1950年、愛知県名古屋市生まれ。中央大学法学部卒。十数年の出版社勤務を経て、フリージャーナリスト。『労働法律旬報』にて労働問題の連載。その他、社会問題などについても取材、執筆をおこなう。
 『サンデー毎日』(毎日新聞社)に執筆した「帝京大学理工学部『単位乱発』問題発覚」という記事について、帝京大学から名誉毀損だと総額2200万円の損害賠償請求をされたジャーナリストの広田研二氏。この民事訴訟では、版元などは訴えられず広田氏だけが狙い撃ちにされ、掲載責任のある毎日新聞社は、裁判にかかる弁護士費用の負担を一切しなかった。結果は一審、二審ともに記事の真実性を認める内容で、帝京大学が上告するも最高裁はこれを棄却して2005年8月、判決が確定。およそ3年4カ月にわたる裁判に勝訴した広田氏に話を聞いた。

【Digest】
◇1人だけを訴えるのは兵糧攻め
◇賞味期限が切れたらマスコミは見向きもしない
◇正義が勝つとは限らない
◇慎重になるのはいいが神経質になるな
◇おかしいと思う事を素直に言ってみただけ

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◇1人だけを訴えるのは兵糧攻め
 広田氏が2002年1月から4月にかけて『サンデー毎日』に書いた、帝京大学グループ関連の記事3本のうち、4月28日号に掲載された「帝京大学理工学部『単位乱発』問題発覚」(計3ページ)について、帝京大学は2002年5月、広田氏個人に対して、2200万円の損害賠償を請求する民事訴訟を東京地裁に起こした。

 問題とされた記事の概要は、帝京大学理工学部の1997年度の卒業判定の不正と単位乱発問題であったが、帝京大学側は、記事内容のほとんどが「事実ではない」と言い、帝京大学の名誉を毀損した、として訴えてきたのである。

 広田氏は以前にも、月刊誌『噂の眞相』(休刊)の2000年1月号に書いた記事について、帝京側から4300万円の支払いと謝罪広告を求める内容で訴えられた。このときは広田氏ひとりではなく、版元なども含めて被告とされた(2001年1月に和解が成立)。

 しかし、この『サンデー毎日』の記事をめぐる訴訟では、執筆者である広田氏のみが訴えられ、編集長も毎日新聞社も訴えられなかった。広田氏は一審判決(2004年9月)、二審判決(2005年3月)ともに勝訴し、最高裁の上告棄却で2005年8月、判決が確定した。


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