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【親方日の丸な人々】期末手当+勤勉手当/「勤勉」のおったまげた内容

6月30日、官公庁職員にボーナスが支給された。マスメディアでは、一斉に平均支給金額と総支出額を報道していたが、単に平均金額を聞いただけでは、公務員ボーナスの実態は見えてこない。

公務員のボーナスは、正式には「期末手当」と「勤勉手当」を合算したものである。期末手当は固定額で、ベースとなる給与月額に一定率を掛けたものであるが、勤勉手当は、職員の勤勉さに応じて査定が入るのだろうと思われがちである。しかし、実態は大きく異なるのだ。

民間企業の営業職であれば、売り上げ数字が成績のほぼ全てである。間接部門であれば、仕事に対する取り組み方や創意工夫に対する上司の査定が、それぞれボーナスに反映されるであろう。

一方で、公務員の「勤勉さ」とは何であろうかと考えてみる。職務において創意工夫を発揮した成果とか、住民に対してきめ細やかなサービスを実施した成果だとか、上司の進める業務に忠実に貢献してサービス残業をした成果だとか、色々考えられる。

しかし、勤勉手当の支給に係る「勤勉」とは、「欠勤がないこと」なのだ。

なんだ当たり前じゃないかと普通の人は思うだろうが、その普通のことをするだけで、勤勉手当が支給されるのだ。

ここで言う「欠勤」とは、有給休暇や生理休暇を含まない。これらは労働者の権利であるから、いくら取得しても欠勤ではない。欠勤とは「病気休暇」(有給休暇とは別枠)や「無断欠勤」のことを指す。これらがなければ勤務成績優良とされるのである。

しかし、ホワイトカラー労働者の鏡のような公務員の勤務成績が、「無断欠勤のないこと」だけだというのは、あまりにお粗末ではないだろうか。

昔から、公務員の勤務姿勢の模範を示す言葉として「休まず、遅れず、働かず」というのがあるが、まさにこれを地でいく話である。

植木等の「スーダラ節」で「♪サラリーマンは 気楽な稼業と来たもんだ〜」というフレーズがあるが、ここでいう「サラリーマン」を「公務員」と置き換えてみれば、実によくハマる。

一応、公務員の名誉のために注釈をしておくと、職務をほったらかしにしてまで有給休暇を取得する職員の人物評価は当然低い。昇進にも「若干の」影響がある。
また、育児休暇や出産休暇の取得推進は、男女共同参画社会の実現のためにも、まず、お役所が率先して見本を示す必要があるということを付記しておきたい。
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