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佐高信や朝日「素粒子」の「辛口批評」時代は終わった

佐高信や朝日「素粒子」の「辛口批評」時代は終わった
朝日新聞夕刊コラム「素粒子」の紙面。(撮影:大森勇三)
【PJ 2008年06月30日】− 週末、時間をもてあまし「佐高信の毒言毒語」という本を読んだ。辛口評論家として一世風靡(ふうび)した佐高だが、いまはどうなのだろう。正直、この本を読み終わったとき、もうこの男の役目は終わったと感じた。よくよく考えると、佐高の辛口評論とは、佐高が逆襲を受けることのない政治家や芸能人に対するもの。弱い者いじめのたぐいに等しい。それを古くてカビくさい表現でねちっこくやっていたわけだ。

 これに類するのが朝日新聞夕刊コラムの「素粒子」。優等生面を臆面(おくめん)もなくさらけ出す朝日にしては、あまりに下品。それを毎夕読まされるのだから、せっかくの家族団らんのひとときを台無しにしてしまうこともある。毎日新聞の変態記事欄「Wai Wai」に匹敵する。素粒子を書いているのが往年の大記者だというのだから、朝日新聞の落日も近い。

 つい先日までは、佐高の文章や「素粒子」を読んで、自らの心うちを代弁してくれていると思っていた読者もいたのだろう。いや、佐高や朝日新聞が勝手にそう解釈して、その気になって暴走していたのかもしれない。

 だが、ネットが出現したいまとなってはこの程度の「辛口批評」であれば、ネット上でごろごろ転がっている。逆に、佐高や「素粒子」のレベルがネット掲示板の落書き程度かそれ以下だと分かってしまった。現代のガス抜きは佐高や「素粒子」に期待せずとも、自分で表現できる。それがネットだ。

 批判されるべきある出来事について、佐高や「素粒子」の一律的で一方的な毒舌よりも、多種多様な意見が読めるネット掲示板のほうがよっぽど的をついている批判に出くわすことが多い。「辛口批評」という駄文にカネを払う時代は終わった。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 大森 勇三【 東京都 】
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