■第7試合 ライト級/5分3R
スペンサー・フィッシャー vs ジェレミー・スティーブンス
○[3R終了/判定]×

サウスポーのフィッシャー、スティーブンスのハイをかわして、距離を潰す。テイクダウン狙いのスティーブンスから、トップを奪ったフィッシャーはパスガード狙い。ガードからヒジを頭に入れるスティーブンスは、三角絞めの機会をうかがう。腕十字、ギロチン、三角、オモプラッタを仕掛けたスティーブンスだったが、ここでフィッシャーがパスガードに成功する。ハーフに戻したステファンズの顔面にエルボーを放つフィッシャーは、強烈なエルボーを落としていく。

スムーズにマウントを奪取したフィッシャー、背を向けたスティーブンスは上手く体を入れ替え、ガードに戻すことに成功する。立ち上がってパウンドを落とすフィッシャー、続いてしっかりとベースを作ってエルボーを加える。大健闘のスティーブンスだが、徐々に地力の差を見せたフィッシャーのラウンドとなった。

2R、飛び込んで右ストレートをヒットさせたスティーブンスは、続いてテイクダウンを狙う。ケージを背にしたフィッシャーに左右のエルボーを放ち距離をとる。すぐに自分の距離間を取り戻したフィッシャーは、スティーブンスのジャンピング二―に右フックを合わせる。テイクダウンからサイドマウントを奪ったスペンサー、マウントを狙ったところでスティーブンスがハーフに戻したが、構わず強烈なパウンドを落としていく。

足を払い、左のパウンドを落とし、さらに左右の拳を落とすフィッシャーに対し、スティーブンスはガードからエルボーを見舞うのが精いっぱい。ここでフィッシャーは、立ち上がりざまのボディへのかかと落とし、さらにパウンドでスティーブンスを追い込む。ラウンド終了間際にテイクダウンを許したフィッシャーだったが、すぐにタイムアップを迎え、ダメージを受けることなかった。

3R、逆転を狙うスティーブンスが右ハイから、左フック、続いて左アッパーを連打するが、タイでムエタイ修行を積んだフィッシャーは難なく距離を取る。右、左とワンツーをリズムにのって放つフィッシャーがテイクダウンを狙うと、ここでスティーブンスがタイトなギロチンで反応。首を引き抜いたスペンサーはパスからマウントを奪取する。ハーフに戻したスティーブンス、フィッシャーは寝技に固執することなくスタンドへ戻るが、直後にテイクダウンを許してしまう。

残り時間90秒を切り、エルボーを連打するスティーブンス。フィッシャーはやや疲れたか、極端に動きが少なくなる。しかし、最後の30秒でトップを奪うことに成功したフィッシャーに、スティーブンスが再び、タイトなギロチンで逆転への執念を見せる。ここを何とかしのぎ、試合終了を迎えたフィッシャー、ジャッジ三者が29-28をつけ、1、2Rの攻勢から一転、最終的には逃げ切ったという印象が残る判定勝ちを手にした。

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