建物の基礎(下)と土台(上)の間に減振装置「ゲンシンF」を設置して、摩擦により住宅の振動を減らす

写真拡大

   住宅メーカーのユーロJスペース(東京都渋谷区)は、大型地震に対応した摩擦減震装置「ゲンシンF」を装備した木造住宅の販売を始めた。

   ゲンシンFは、地震の力を分散して逃がすことで、建物の揺れを減らすことを目指した装置。木造住宅の基礎と土台を固定するアンカーボルトのところに、摩擦式の減振装置を設置し、地面から建物に伝わる振動を減らすという。40坪の家の場合は約80か所にこの減振装置を取り付けることで、大型地震への備えとする。

   ユーロJスペースによると、地盤面と建物の振動周期が一致する「共振」を防ぐ作用があり、建物の倒壊を避けることができるようになるという。同社は

「ゲンシンFならば、あらゆる木造住宅に対応でき、従来の免震工法よりも低コストで地震対策を施すことができる」

とアピールしている。

J-CASTニュースとは?

従来のマスコミとは違うユニークな視点で、ビジネスやメディアに関するさまざまな記事を発信しています。読者投稿のコメント欄も充実!
国内最大級の新商品サイト「モノウォッチ」も開設!