サダローがダラウェーから大逆転勝利となるも、番組収録終了後、TUF史上初の大どんでん返しが起こった

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 TUFシーズン7の最終話は、6月21日にパームス・ホテル&カジノ内ザ・パールで行われる決勝戦進出をかけた準決勝第2試合、つまりシーズン7最終試合で始まった。

 プロMMAキャリア6戦6勝、今シーズンの本命でランペイジが真っ先にピックしたCB・ダラウェー。対するアミール・サダローは、プロでの試合経験がないまま、選抜戦を勝ち抜いてきたノーマークの存在だ。

 試合はほぼダラウェーの一方的な展開で進んだ。鋭いジャブと、首相撲からのヒザ蹴り、さらにここぞというところで必ず決めるテイクダウン。寝技に入ると、パスを狙いつつエルボーでサダローの右目下をカットさせる。

 ダナ・ホワイトも「予想通りの展開」と、彼らの試合を振り返った。そして迎えた最終ラウンド。やや疲れの見えるダラウェーは、得意のテイクダウンの際にバランスを崩す。

 豪快なリフトアップは失敗したが、さすがは優勝候補筆頭の実力者。すかさず頭を切り替え、バックを奪うと自ら後方に倒れこみバックマウントを奪うことに成功する。チョークを狙ったダラウェー。タップを奪うことができなくても、ほぼ判定勝ちを集中に収めることができるダラウェーは、バックマウントに固執することなくトップキープに切り替えた。
 
 と直後にサダローの腕十字が、ダラウェーを捉えてタップを奪う。土壇場でサダローが大逆転勝利。TUFシーズン7、これで決勝はジェシー・テイラー×アミール・サダローに決定、TUFボーイズはUFCホームを離れ、それぞれの街へ戻ることに――はならなかった。

 シーズン7の収録後、パレスステーション・ホテル&カジノから、ダナ・ホワイトに連絡が入った。そして、カジノのバレー・パーキングで撮られたビデオ画面に見入るダナ。

 画面に映るリムジンの窓が蹴り破られ、車内からテイラーが勢いよく飛び出してきた。ふらつきながら、ホテルに入る様子も別角度のカメラが捉えている。セキュリティーが何ごとかと、駆け寄りテイラーに詰問した際、彼は「俺はUFCファイターなんだ」と何度もいい、ダナに連絡が入った次第だという。

 UFCジムに呼びつけられたテイラー、堅い表情のダナ、ランペイジ、フォレストを前に、戸惑いの表情を浮かべる。ダナはことの詳細を彼に伝えたあとに、「TUFの歴史でこんなことは初めてだ。シーズン終了後の事件といえども見過ごすわけにはいかない。お前はまだUFCファイターじゃない。UFCファイターになろうとしているだけなんだ。こんな事件を起こしたお前を決勝戦に出場させるわけにはいかない」、シーズン初、共同生活終了後の脱落者が生まれてしまった。

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