来シーズンからチェルシーの指揮を執ることが決まっている現ポルトガル代表のスコラーリ監督にバルサのロナウジーニョがSOSを発進したと英紙“ザ・サン”が報じている。

「僕を獲得して下さい。そしてフットボールの選手としてのキャリアをよみがえらせて下さい」。

 ロナウジーニョはスコラーリ監督にそう悲痛のメッセージを送ったと同紙は伝えている。また、スコラーリ監督はチェルシーに行く気持ちを確かめるためにロナウジーニョとコンタクトを取るつもりであるとも。スコラーリ監督とロナウジーニョは2002年ワールドカップ日韓大会でブラジル代表の監督と選手という間柄であり、お互いを良く知る仲でもある。そこでロナウジーニョはスコラーリ監督に助けを求めたとも考えられる。

 ロナウジーニョについてはバルサ退団が決定的と言われており、ミラン、インテル、チェルシーといったクラブへの移籍が取り沙汰されていたが、すっかり立ち消え状態となっている。ロナウジーニョの兄で代理人のロベルト・デ・アシス氏も“ザ・サン”に対し、「ロナウジーニョには新たなスタートが必要だ」と明らかにしていることから、移籍するのはほぼ間違いないという見方が強い。

 また、ポルトガル代表でスコラーリ監督の指揮を受けているバルサのMFデコもここへ来てチェルシー行きが濃厚と言われている。ロナウジーニョの叫びはスコラーリ監督に届くのだろうか?いずれにしても、スコラーリ監督のチェルシー監督就任で移籍事情も大きく変わることになりそうだ。

(スペイン通信)