9日に行われたグループCの試合で、オランダが世界王者のイタリアと対戦し、3−0で快勝。オランイェの攻撃力がアッズーリの守備を粉砕、1978年W杯以来30年ぶりにイタリアから勝利をもぎ取った。
 
 オランダは26分にスナイデルのシュートをゴール前でファン・ニステルローイが触って先制。その5分後には、イタリアのお株を奪うような見事なカウンターを展開。左サイドのファン・ブロンクホルストからのクロスを受けた右サイドのカイトが頭で落とし、スナイデルがアクロバティックなボレーでネットを揺らした。

 イタリアは後半途中からデル・ピエロ、カッサーノを投入し、オランダゴールを脅かすが、デル・ピエロのシュート2本はGKに防がれ、トニは絶好のチャンスに枠をとらえられない。逆にオランダはピルロのFKをファン・デル・サルが防いだ直後、再び速攻から、カイトのお膳立てでファン・ブロンクホルストがゴール。その後も、交代で入ったアフェライやファン・ペルシーがチャンスを作るなど、疲れの見えるイタリアを最後まで容赦なく攻め立てた。
 これでオランダは死の組で首位に立ち、金曜日のフランス戦へ大きな自信をもって臨めることになった。

◇オランダ 3−0 イタリア
 [得点] 26分:ファン・ニステルローイ、31分:スナイデル、79分・ファン・ブロンクホルスト
 

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