アトレティコ・マドリーのポルトガル人MFマニーシェの将来は不透明だ。今シーズンの後半、インテルにレンタルされたマニーシェだが、ハビエル・アギーレ監督の続投でアトレティコ・マドリーへの復帰は厳しい状況。「おそらく、僕がレンタルされたのはアギーレの考えによるものだったんだろう。僕らの考えはあまりにも違いすぎたからね。共存するのは不可能だろう」とマニーシェ本人も諦めムードだ。

 昨年夏にアトレティコに移籍したマニーシェは、チームでは出場機会も与えられていたが、仮病で試合を欠場したことでアギーレ監督の逆鱗に触れ、チームを追放されたという経緯もある。

 アギーレ監督が続ける限り、アトレティコへの復帰はあり得ないと考えるマニーシェだが、ポルト時代の監督であったジョゼ・モウリーニョがインテルの監督に就任するとはいえ、レンタル先のインテルに自身の将来があるとも思っていないようだ。「リーガ前半戦で僕はアトレティコをしっかり支えた。だからインテルが望んでくれたし、他のクラブからの興味もあった。自分の将来のために他の方法を考えるつもり」とも。

「もっとコンスタントに、タイトルを目指せるクラブでプレーする」ことを念頭に移籍先を探すことになるマニーシェ。彼にはフェネルバフチェ、ミドルスブラ、フィオレンティーナといったクラブと合意に達しているという噂もあるが、この噂もポルトガルに戻るという噂もきっぱり否定。今のところは白紙状態であると言う。ユーロ2008のため今夏の移籍マーケットが大きく動き出すのは大会が終わってから。マニーシェの将来が決まるのも、もう少し先になりそうだ。

(スペイン通信)