moumoon(撮影:野原誠治)
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 2006年7月にインディーズでシングル「Flowers / pride」を発表し、翌年8月にミニアルバム「love me?」でメジャー・デビューを果たしたmoumoon(ムームーン:“やわらかい月”という意味の造語)。今月4日には、ニンテンドーDS用ゲーム「99のなみだ」のCM&エンディングテーマ曲に使用されているセカンドシングル「Tiny Star」を発表。共に留学経験を持つYUKA(ヴォーカル・作詞)と柾昊佑(まさき こうすけ/ギター・作曲・編曲)が奏でる音楽は時に優しく、時に力強く、満ち欠けする月のように表情を変え、言葉の壁をも越える可能性を感じさせる。

――お二人は2004年夏に出会われたそうことですが、第一印象は覚えていますか?

YUKA:覚えています!ちょっとプリンな状態の金髪の、ヒゲのオッサンでしたね(笑)。8歳上なんですけど、今は見た目がメッチャ若いし、若作り?若作り昊佑さんですか?(笑)。だけど、すごく面白い人だなと思って。友達に夏フェスに連れて行ってもらったのがきっかけで会ったんですけど、「その時は、頭がチリチリだった」とか言っていたよね。

柾昊佑(以降、柾):YUKAちゃんはちょっとファンキーな、頭がチリチリパーマで、夏フェスだからすごくラフな格好だったんですけど。その時まだ高校3年で、「なんか変なクソガキが来たなぁ」と思ったんですけど(笑)。

――お互いに、第一印象はあまり良くなかったんですね…。

YUKA&柾:あまり良くなかったですね!(笑)。

――その後知り合っていく内に、第一印象との変化はありましたか?

YUKA:最初は「面白いお兄さん」という印象だけで、音楽の話もちょっとしただけだったんですけど、その友達が柾くんの作ったデモを聴かせてくれて。ヘッドフォンで立ったまま聴いていたんですけど、そのまま動けなくなるぐらい、 “めぐり逢えた感”がすごくあって、嬉しくて。「あのオッサンやるなぁ!」と思って(笑)。

:「オッサン」って何度も言わなくていいよ。「お兄さん」にしておこうよ(笑)。

YUKA:それからは「柾さん」って(笑)。その時、私は歌を勉強していて、柾くんはバンドをやったり楽曲を作り続けていたので、「一緒に歌録りしてみようか?」と言って、お遊びという感じで友達の家で歌入れをしてみて、それが最初の「Flowers」という曲のデモだったんですけど、すごく衝撃でしたね。小さい時から「こういう曲を作ってくれればいいのに」と思うことがすごくあったけど、自分自身では作曲をしてこなかったので。聴いた瞬間に、「私が歌いたい曲を作ってくれる人なんだな」と思いました。

――自分の頭の中にあったイメージが、形になったような。

YUKA:まさに、形にしてくれる人だったんです!

:録ってみて、頭の英語のコーラスを3つ重ねたら、今までに聴いたことがないような響きで、「おっ!」と思って。今まで自分が作ってきた曲は大体、誰かに歌ってもらおうと思ってやってみても、あまり上手くいかなかったんですね。今まで全然しっくりこなかった曲だったのに、YUKAちゃんが歌を入れた瞬間に、「これだ!」と思って。メロディが飛んだり、普通の人には歌えない、多分彼女にしか歌えないような変な曲を作っていたので。

YUKA:確かに難しかったね。初めて録った時、「鬼や!」と思ったもん(笑)。

:後でカラオケで歌って初めて気付いたんですけど、こんなに気持ち良く歌えない、辛いだけの歌なんだと(笑)。でもYUKAちゃんは、それをちゃんと歌いこなせる人で。あと初めてライブをやった時、出会ってから1年くらい経っているのかな?

YUKA:2005年の10月ですね。

:表参道FABでやった時、多分ちゃんとしたステージで歌うのは初めてだったのに、「この人は、人前で歌をみんなに伝えることが自然にできる、才能がある人なんだな」というのが分かったんです。それから、「ちゃんと二人で音楽を作っていけるな」というのを確信したんです。

――見た目の第一印象はともかく、音の第一印象はすごく良かったんですね。

YUKA&柾:そうですね(笑)。