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【MATCH REPORT】J1リーグ第10節 神戸 1−1 浦和

【MATCH REPORT】J1リーグ第10節 神戸 1−1 浦和

文●島崎英純
写真●吉田孝充

好調の神戸と引き分け、首位の座を死守

 順調な出足だった。神戸が仕掛けるロングフィードにも慌てず、リベロの阿部、ストッパーの堀之内、堤が分厚い守備網を敷いた。中盤の運動量も十分。細貝、闘莉王が激しくチェイスして相手の自由を奪い、攻撃の起点になるとサイドチェンジを織り交ぜてリズムを整えた。また前線のエジミウソン、高原は確実にポストプレーをこなしてビルドアップを促進。これによって両翼の山田暢、平川はスムーズにオーバーラップできた。

 しかし神戸は手強かった。浦和は全力でプレーして相手を攻略しようとしたが、ゲームプランを貫徹して軸のブレない神戸の組織力に難儀した。14分、大久保のループシュートがバーをたたいた際は命拾い。浦和も高原のオーバーヘッドや堀之内のヘディングシュートなどで応戦するが、均衡は破れない。前半は一進一退の中、スコアレスで終了する。

 後半も拮抗した展開。49分、平川が腰を痛めて相馬と代わり一旦ペースが神戸に傾く。51分、馬場のヘディングは再びバーを直撃。59分には松岡がゴール左に鋭いシュートを放つ。我慢が続いた浦和は必死に防御して失点を食い止めると70分、梅崎のクロスを闘莉王が競り合い、弾かれたボールを阿部が右足ボレー。ついに先制を果たした。

 失点を喫した神戸は逆襲に転じて猛攻を仕掛けた。76分、古賀が左から切れ込んでシュートも今度はポストをたたく。そして79分、鋭いカウンターの末に吉田がペナルティーエリア内左から右足でシュートを放つと、ボールは浦和ゴールへと吸い込まれていった。

「内容的には良い試合だった。ただ、引き分けには満足していない」

 エンゲルス監督が悔しそうに戦況を述べた。

 好調の神戸と互角に渡り合い、勝ち点1をゲット。群雄割拠のリーグで、浦和は首位を堅持した。

<浦和レッズ寸評>
6.0 GK 都築龍太 何度もバーやポストに救われた。フィードは不安定
6.0 DF 堤 俊輔 相手のロングボールに苦しんだが、必死に防御していた
6.0 DF 堀之内聖 久しぶりのストッパー起用で発奮。攻撃にも積極的に関与
7.5 DF 阿部勇樹 リベロで絶大なる存在感。大久保を抑え、得点もゲット
6.0 MF 山田暢久 何度か効果的なオーバーラップを仕掛けて攻撃を促進
6.0 MF 細貝 萌 中盤で激しくボールを追い、プレスを掛け続けた
6.0 MF 田中マルクス闘莉王 頻繁には上がらず中盤に定位。バランスを取っていた
6.0 MF 平川忠亮 果敢なオーバーラップを見せる。腰を痛めて途中交代
6.0 FW 高原直泰 ポストプレーは安定。激しいマークにも体を張っていた
6.0 FW 永井雄一郎 前半はトップ下。後半途中から右サイドでプレーし貢献
6.0 FW エジミウソン 終始安定したボールキープでビルドアップの起点になった
6.0 MF 相馬崇人 負傷の平川に代わって左サイドに入り、ドリブルを披露
6.0 MF 梅崎 司 相変わらず献身的な動き。プレスキッカーの役割もこなす
− DF 内舘秀樹 採点なし
6.5 監督エンゲルス 阿部のリベロ起用は的確だった。選手交代も即断即決

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