【福永泰のスロー解析】相馬崇人の「クロス」
「浦和レッズマガジン6月号(5月12日発売)より」
1995年から2001年まで浦和レッズでプレー。04年に計10年間の選手生活にピリオドを打ち、現在はサッカー解説者として『URAWA REDS Before The Game Show』(浦和PARCO1階REDS GATE)などで活躍中。そんな福永さんが毎月1枚の連続写真を見ながら、プレーを丁寧に解析します。今月の写真からはいったい何が浮かび上がってくるのでしょうか?
味方選手を有効なエリアに動かすようなクロス
――今回は相馬選手のクロスについて解説していただきたいと思います。まず、相馬選手のクロスについてはどのような印象をお持ちですか?
「ゴール前で待ち構える選手に合わせるというよりは、ゴールにつながるエリアをピンポイントで狙って蹴るというイメージでしょうか。『このエリアに入ってくれ』という彼のメッセージが感じられるような。だから、人に合わせるのではなく、人を動かすクロスと言えるかもしれません」
――比較的速いボールを蹴れることも特長の一つですよね。
「そうですね。ニアサイドを狙うにしても、ファーサイドを狙うにしても、高く上げるクロスではなくて、比較的速いボールを放り込むという感じだと思います。相馬はボールを蹴る技術が高いから、エリアを狙うことに自信を持っている。だから、自分でベストなエリアを選択して、そこに速いボールを放り込む。つまり、味方選手を有効なエリアに動かすようなクロスを上げられる選手だと思いますよ」
――写真のプレーでは、得意とする敵陣に深く切れ込んでからのクロスではなく、アーリークロスを選択しました。
「ペナルティーエリアの角あたりから、ファーサイドに向かってカーブを掛けるイメージだと思います。まずはボールを蹴る前にゴール前の状況をしっかり確認して、相手が最も嫌がるところにクロスを送ろうとしたのでしょうね」
――突破からのクロスは相馬選手の大きな武器ですが、最近の試合ではあまり見られないような気がします。
「そうですね。相馬のクロスは精度が高いし、キックのバリエーションが多い。突破からクロスという一連のプレーに対して相手もかなり警戒しているので、最近は1対1の場面で勝負を仕掛けるというシーンが少なくなりました。ただ、それは単に彼が消極的なのではなくて、レッズが有効なサイド攻撃の形をつくれていないということだと思います」
1995年から2001年まで浦和レッズでプレー。04年に計10年間の選手生活にピリオドを打ち、現在はサッカー解説者として『URAWA REDS Before The Game Show』(浦和PARCO1階REDS GATE)などで活躍中。そんな福永さんが毎月1枚の連続写真を見ながら、プレーを丁寧に解析します。今月の写真からはいったい何が浮かび上がってくるのでしょうか?
味方選手を有効なエリアに動かすようなクロス
――今回は相馬選手のクロスについて解説していただきたいと思います。まず、相馬選手のクロスについてはどのような印象をお持ちですか?
「ゴール前で待ち構える選手に合わせるというよりは、ゴールにつながるエリアをピンポイントで狙って蹴るというイメージでしょうか。『このエリアに入ってくれ』という彼のメッセージが感じられるような。だから、人に合わせるのではなく、人を動かすクロスと言えるかもしれません」
――比較的速いボールを蹴れることも特長の一つですよね。
「そうですね。ニアサイドを狙うにしても、ファーサイドを狙うにしても、高く上げるクロスではなくて、比較的速いボールを放り込むという感じだと思います。相馬はボールを蹴る技術が高いから、エリアを狙うことに自信を持っている。だから、自分でベストなエリアを選択して、そこに速いボールを放り込む。つまり、味方選手を有効なエリアに動かすようなクロスを上げられる選手だと思いますよ」
――写真のプレーでは、得意とする敵陣に深く切れ込んでからのクロスではなく、アーリークロスを選択しました。
「ペナルティーエリアの角あたりから、ファーサイドに向かってカーブを掛けるイメージだと思います。まずはボールを蹴る前にゴール前の状況をしっかり確認して、相手が最も嫌がるところにクロスを送ろうとしたのでしょうね」
――突破からのクロスは相馬選手の大きな武器ですが、最近の試合ではあまり見られないような気がします。
「そうですね。相馬のクロスは精度が高いし、キックのバリエーションが多い。突破からクロスという一連のプレーに対して相手もかなり警戒しているので、最近は1対1の場面で勝負を仕掛けるというシーンが少なくなりました。ただ、それは単に彼が消極的なのではなくて、レッズが有効なサイド攻撃の形をつくれていないということだと思います」
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