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【オトコ魂】都心で野宿がブーム? シティ派野宿を楽しむ野宿野郎たち

【オトコ魂】都心で野宿がブーム? シティ派野宿を楽しむ野宿野郎たち
「野宿野郎」というミニコミ誌がある。名前の通り、100ページ少々がほぼすべて野宿の体験談という変な雑誌だ。野宿だけでそんなに語ることがあるのか? 創刊号(現在は5号まで既刊)を読んでみた。特集「野宿、100人に聞きました」というアンケートが掲載されている。中を覗くと、

お金があれば普通のところに泊まりたい(22才・学生)
やめとけ。責任はもてん(34才・無職)
別府でホモに襲われた(26才・店主)
酔っ払いに「みのむしだ、みのむしだ」と叫ばれながら自転車を投げつけられた(24才・学生)
熊にあった(22才・僧侶)

みのむしって……いいとこナシじゃないか、野宿。かなり楽しい作りである。どんな人が編集しているのか? ヒゲもじゃのヒッピーもどきを想像したら、実は作っていたのは細身のかわいい女の子だった。

「高校生の時に青森から下関まで歩いたんですけど、暑かったんですよね。お風呂2週間ぐらい入んなかった時もあって、臭いし。畳に寝転んでアイス食べたいとか思っていたんですけどね」(同誌編集長 かとうちあきさん)

サラッととんでもないことを言う。徒歩で本州縦断? 高校生の女の子が? 公園のトイレに泊まったりダンボールにくるまったりしながら、歩き続けて2カ月。

「歩いているだけで暇だから、食べ物のことしか考えなかったんですけど。でもなんだかヤケに楽しかったんだなあ」

大学に入ってからは歩き損ねた北海道と九州を徒歩で制覇、旅行好きの友達もできて野宿しながら旅をする学生時代を送ったかとうさん。

「就職してみんな働き始めると休みもとれないし、そんなこと(=野宿するような旅行)はしないわけですね。なぜみんなこんなことになっているんだろう、と一人取り残された思いでですね、じゃあ一丁やるかなあと」

野宿野郎のキャッチコピーは「人生をより低迷させる旅コミ誌」。ご本人自ら歩ける寝袋を作って新宿から高尾山まで歩くとか、代々木公園のホームレスの人たちのテント村で野宿するとか、楽しそうといえば楽しそう、苦行といえばかなりの苦行をさらりと嗜んでいる。新聞やテレビでも取り上げられ、野宿野郎をきっかけに都心の大学には野宿サークル(!)がいくつも立ち上がっているそうだ。ブームなのか、野宿。ちなみに野宿野郎のオフ会もお台場だの山下公園だの街のど真ん中で野宿である。

「ホームレスの人たちを見ると、あの技術はスゴイ! て思いますね」

どんな技術だよ。ちなみに6月19日は「のじゅくの日」(6は横から見ると“の”に見えるし19日は“じゅうく”だし、とかとうさん)で首都圏にて大規模オフ会が予定されている。参加希望者はホームページを見るべし。ひとときの笑いにぴったりの「野宿野郎」、最新号は2000部が売れる勢いだ。

・関連リンク
野宿野郎
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