ドイツ・フォルクスワーゲン社が開発したガソリン1リットルで100km走れる低燃費車「1L」は2010年に市場に現れることになるそうです。車体の総重量を290kgに抑えた上で安全性も確保しており、ガソリン価格が高騰している今、どうしても自動車が必要だという人には朗報かもしれません。

詳細は以下から。
Inhabitat >> TRANSPORTATION TUESDAY: VW’s 235mpg car

1Lが開発されたのは2002年で、4月の株主総会の際に本社工場からハンブルクの株主総会会場までの約230kmを走行。燃料消費量は約2.1リットルで、燃費は100kmあたり0.89リットルだったそうです。


車体重量を軽くするためにあらゆることが徹底されており、ペンキ塗装はなしで炭素繊維の皮膜に覆われ、フレームはマグネシウム製。ブレーキはアルミニウム、ホイールはカーボンファイバー、ハブはチタン製とすることで総車体重量290kgを実現。さらなる重量軽減と空気力学のため、後方を見るためのミラーはなく、代わりにカメラと液晶で状況を見られるようになっているようです。


乗員は2名。燃料タンクの容量は1.7ガロン(約7リットル)で、満タンだと400マイル(約644km)走行できます。最高速度は時速120kmですが、あんまり飛ばしすぎると燃費が悪くなります。


このフォルクスワーゲンのVW 1Lは2010年に台数限定でお目見えするとみられています。


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