37歳で現役復帰。今月4日のカンガルーカップでは、いきなりシングル準優勝、そしてダブルスでは優勝、その翌週の大会でもベスト8に入り、世界ランク入りを果たしたクルム伊達公子が、25日に放送された日本テレビ系列のスポーツ番組「スポーツうるぐす」に生出演、現在の心境を語った。

復帰戦を振り返っては、「決勝まで行くなんて思っていなかった。予選で高校生に負けることも想定していたし、スームズに行き過ぎました」と、満足げに話し、「私が引退してから11年間でパワーテニス時代に切り替わった。私はパワーがある選手ではないので、ついていけないだろうと思われていた。でも私のライジングショットやメンタルがまだ通用して周囲が驚いていた」と復帰戦の感想を述べた。

また、「日本テニス界の現状」について聞かれれば、「ラケットが進化してパワーにもつながっているが、試合ではそれほど大きな変化を感じなかった。試合には“かけひき”が重要。若い子と練習でやるときには、勢いや重さを感じるけど、試合ではそれが半減してしまう日本の選手が多い」と若手選手に苦言を呈した。

12年間ものブランクで一番心配したのは回復力だったというクルム伊達。3月のエキシビジョンでナブラチロワと対戦した際に、51歳でも動けるナブラチロワを見て、食事とトレーニング、身体のケアの重要さを改めて認識。また、引退後に行っていたピラティスやマラソンが現在に生きていると、37歳の肉体の秘密を明かした。