24日にロッテルダムでオランダ対ウクライナの親善試合が行われ、オランダが3−0で勝利。EURO2008に向けて絶好の景気づけとなった。
 試合は24分にファン・ブロンクホルストのクロスをカイトが頭で合わせて先制。37分にはファン・デル・ファールトのお膳立てでフンテラールが2点目。64分には再びファン・デル・ファールトのパスから途中出場したばかりのバベルがダメ押した。
 
 オランダはケガのファン・ペルシー、メルヒオットが欠場、レアル・マドリーのファン・ニステルローイとロッベンは温存、欧州王者に輝いたマンチェスター・ユナイテッドのGKファン・デル・サルは月曜日の合流で欠場だったが、ファン・バステンは手ごたえを感じたようだ。
「ウクライナがよくなかったとはいえ、我々は非常にいいプレーができた」
「コンビネーションの良さも見えたし、モチベーションも凄かった。チームには数多くの可能性があるし、いくつかのポジションでは先発を選ぶのが難しくなったね。センターフォワードはファン・ニステルローイがファーストチョイスだが、この試合ではクラース・ヤン・フンテラールがとてもよかったし、ゴールを決めた」と、うれしい悩みを明かしていた。
 中盤で好プレーを見せたオーランド・エンヘラールについても、「いいプレーだった。彼のパフォーマンスにとても満足している。ポジショニングもよかった。先発に近づいていると言えるね」と話した。
 また、この前の2試合は招集されなかったディルク・カイトは右サイドでトレードマークの闘争心を十分に発揮していた。

 本大会ではイタリア、フランス、ルーマニアと一緒の厳しい組に入ったオランダは、29日にデンマーク、6月1日にウェールズと前哨戦を行う。