■第9試合 ライトヘビー級／5分3R
ウィルソン・ゴヘイア vs ゴラン・レジック
×[2R3分15秒／TKO]○

右ローを繰り出すゴヘイア。レジックは距離を伺いつつ左ハイでお返しをする。左肩を揺らしながら、デトロイトスタイルのような構えのゴヘイア、レジックの左ハイが勢いを増すと、力を入れて打ち合いを挑むゴヘイアだが、レジックがこれをいなしながら左ボディを見舞っていく。

序盤の打撃戦は、レジックが若干リードか。さらに左ハイキックを続けるレジック、ゴヘイアは右ローから左フックをヒットさせる。ゴヘイアの左ジャブに、レジックは左ハイを合わせる。ゴヘイアのショートミドルがヒットすると、動きが止まったレジックは、パンチを連打で浴び、思わず引き込みガードポジションを取る。

柔術紫帯のレジック、対するゴヘイアは黒帯。レジックがラバーガードを仕掛けたところで、1Rが終了した。

2R、左ハイキックを変わらず伸ばすレジックだが、ゴヘイアの左フックがその顔面を打ちぬく。クローズドガードを必死で取るレジックを、ゴヘイアのパウンドが襲う。ヒザを入れ、距離を取ることに成功したレジックは、直後のゴヘイアの左ジャブに左ストレートを合わせる。

この一撃が、絶対的に優勢だったゴヘイアのテンプルを打ちぬく。腰から崩れおちたゴヘイアに、レジックがノンストップでパウンドを落とし続ける。左手首を掴み殴られ続けたゴヘイアは、もぐりにいったところを跳ね返され、さらにパウンドを浴びる。ここで、ようやくレフェリーが試合をストップ。ゴラン・レジックが大逆転で、TKO勝利を手にした。

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