■第10試合 ライトヘビー級/5分3R
ヴァンダレイ・シウバ vs キース・ジャーディン
○[1R36秒/TKO]×

飛び込んで右ストレートを放つジャーディン。続いて放った右ローに、ヴァンダレイの右フックがカウンターでヒット。さらに左、右とフックをヒットさせ、ヒザをついたジャーディンの顔面にアッパーカットが襲いかかる。

ダウン状態のジャーディンに、ヴァンダレイはトップからのど輪で頭を固定し、パウンドを落とし続けると、ここでレフェリーが試合をストップ。この試合で負ければ、契約が打ち切られるという噂まであったヴァンダレイだが、衝撃的なKO勝利でUFC復帰第2戦を飾った。

「信じられない。いま、感無量です。観客の皆さんにお礼がいいたい。こうしてカムバックできてうれしい」、36秒のカムバック勝利。たどたどしいが、最後まで英語でインタビューに答えたアックス・マーダーことヴァンダレイ・シウバ、米国移住で絶対王者が再び輝き始めた。

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