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京急上り本線と環状八号線の立体交差片道開通!【東京・蒲田】

京急上り本線と環状八号線の立体交差片道開通!【東京・蒲田】
ダイヤ上の第一号は「京急の顔」旧1000形の「普通・品川行き」

東京・大田区蒲田にある、京急電鉄本線と環状八号線(東京都道311号)の交差踏切は、ここ数年来交通渋滞の原因となっていた。

それを解消すべく、東京都の「都市計画事業」として、2001年2月以来、「京急蒲田駅付近連続立体交差事業」に着工。その成果として、5月18日の始発から上り本線の仮高架化が行われることになった。つまり、本線の上り線高架を先に完成させ、とりあえず上り線だけ立体交差を行うということだ。

同社によると、片方だけでも開通したことで、計4箇所の踏切の遮断時間が約4割減少するという。これ自体、ドライバーには喜ばしいことである。ただし、この完成は、たんに環八の交通渋滞が解消されるだけでなく、今後の「新しい京急」の第一歩となる位置づけにある。

というのは、同線は平成24年度までに、大田区を走る京急本線と羽田空港線の地上線全てを高架し、全28の踏切を完全に除去。さらに、ビッグバードに直行する羽田空港線が、現在は上り下り共用の1線1面である京急蒲田駅を、上りと下りの2線2面にするために、京急蒲田駅を3階建てにする工事も急ピッチで進められている。今回の完成は、その第一弾なのである。

新しい歴史となるこの日を体験したい私は、当日は薄暗いうちから現地へ訪れた。高架がおわる最初の踏切では、50人以上の工事業者が最後の清掃作業を行っている最中だった。そして、踏切付近にはカメラを持った「撮り鉄」ギャラリーも。たぶん、夜中から工事を見守っていたのだろう。ご苦労なことだ。お互い様だが……。

始発時刻が迫ってくると、ギャラリーの数も増える。目的と価値観が共通している者同士、見知らぬ者でも挨拶も自己紹介もなしにスムーズな会話が自然と始まる。

「何分に電車は来るの?」
「(4時)47分」
「そか。ここで構えてよう」
その場にいる者は、みな気持ちが一つの方向に高揚していくのがわかる。

4時47分。いよいよ踏切の遮断機が降りる。


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(記者:顰見倣)


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