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登山事故の体験者が現地を検証し、安全策を考える=雪峰の八ヶ岳・硫黄岳(1)

2008年05月20日06時24分 / 提供:PJ

pj
登山事故の体験者が現地を検証し、安全策を考える=雪峰の八ヶ岳・硫黄岳(1)
長野県・八ヶ岳の硫黄岳(2760メートル)の北面は、荒々しく屹立する。(撮影:穂高健一、15日) 写真一覧(3件)
スポーツは常に身体の危険をともなうものだ。選手が活動中に、ひとたびアクシデントに見舞われると、身体の障害を起こす。ちょっとしたミスでも、軽度なものから、重大な事故に及ぶことがある。登山は危険度の高いスポーツのひとつ。高度な登攀(とうはん)技術をもった登山家でも、遭難と無縁ではない。ハイカーが登る低山でも、思わぬ事故に遭うことがある。特に多いのが、他に気を取られた瞬間、足もとがおろそかになり、スリップしてがけから転落し、死傷事故におよぶケースだ。

 雪山の死亡事故となると、TVのコメンテーター、新聞紙上の評論家、登山協会の理事あたりが顔をだす。人間は誰でも批判する側にまわれば、快いものだ。かれらはさして責任を問われず、軽い語調で語りだす。山岳状況を憶測で描いたうえで、現地記者の断片的な報道に寄りかかり、『登山者の判断の甘さだの、無謀登山だの』と結論を導いてくる。

 他方で、「迷惑をかけました」という、登山者の謝罪のことばを待つ。それで一件落着。その後の報道は皆無に等しい。コメンテーターの発言のほとんどは見せ物的であり、全国の登山者への教訓や事故防止のアドバイスにつながっていない。

 PJは昨年2007年4月4日に、長野県・八ヶ岳の硫黄岳(2760メートル)で、山頂直下から約200メートル(標高差)の滑落事故を起こした。PJの肥田野さんと2人パーティーだった。彼には恐怖心を与え、迷惑をかけた。その後、昨年の夏には北アルプスで、「あの硫黄岳の噴火口に落ちて、助かる人がいるんですか」と、八ヶ岳の元山小屋従業員にいわれたことがある。

 『なぜ、滑落事故が起きたのか。なぜ、助かったのか』。1年たったいま、事故の当事者として、アクシデントの検証から教訓を得るために、現地に出むくことに決めた。別の目的を持ったPJの小田さんとふたりで、5月14、15の2日間とした。

 出発前の数日間は、死に直面した、おなじ雪山に登るのですか、怖くはありませんか、という家族や知人の声があった。他方で、台風2号の影響から、関東地方は悪天候だった。山小屋から得た情報では、雪が降っています、ピッケル、アイゼンの装備が必要ですという。【つづく】

■関連情報
記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 穂高 健一

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転落  噴火  身体障害  登山  台風  
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