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橋下知事小学校視察。35人学級廃止の賛否どうする?

2008年5月19日、大阪府、橋下徹知事は吹田市立千里新田小学校(京江民治校長、児童数約870人)の授業を視察した。
橋下改革でプロジェクトチームが打ち出している35人学級制廃止に関して実情に触れるためだ。

知事直轄の改革プロジェクトチームは35人学級制を2009年4月に廃止する方針を出している。
この日は知事が自ら授業の視察と学校関係者との意見交換を行った。

知事は1年生の図工や国語の授業を見学した。
図工の授業では、クレヨンで絵を描く子ども達の机を回りながら「これは何?」と声をかけていた。
その後、学校関係者との意見交換があり、
知事からの
「40人制に戻したら変化はあるか」
「習熟度別授業にしたらどうか」
との質問に
「個々の差が大きい低学年は、1人ひとりの児童と接する時間の多い35人学級制は効果がある」
と京江校長らが答えていた。

35人学級制は、平成16年度から全公立小学校の1、2年生クラスで段階的に導入されている。
幼稚園や保育園などから義務教育への移行をスムーズにすることが目的で、導入してから低学年にきめ細やかな指導ができるように成ってきたといわれている。
『子供に落ち着きがみられるようになった』と教員、保護者の両方から評価の声もでているのだ。

廃止となると、国が定める1クラス40人の上限に戻ることになり、
「小人数学級を増やそうというのが教育界の流れ。これに逆行するような動きは全国でも例がない」
と批判の声もあがっている。

プロジェクトチームとしては同制度廃止により、約550人の教員が浮く計算となり経費削減が目的という。

「府職員給与の削減」「御堂筋パレードの補助金廃止」など改革を進めるうえで、これまでも風当たりが強かった橋下知事だが、今回は子どもの教育の問題だけに保護者の反発は必至だ。
慎重な判断が必要になるだろう。


(編集部:TAKESHI)
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