イギリスに本拠を置くスポーツ・メーカー、スピード社が開発した水着「レーザー・レーサー」は、抜群のフィット感に加え、縫い目のない製法を取り入れたことより、200mで約1秒のタイム短縮が実現できると言われており、これを着用した選手が相次ぎ世界記録を更新。その成果が話題となっているが、日本水泳連盟公認メーカーは、ミズノ、デサント、アシックスのみで、スピード社は使用できない、いわゆる「水着問題」。18日には、中村礼子ら、一部の選手が国内大会でスピード社の水着を着用すると、自己ベストに迫る好タイムをたたき出し、スピード社導入の声に拍車を掛ける結果となった。

19日には、毎週月曜から金曜に放送され、加藤浩次、テリー伊藤、葉山エレーヌらが司会&コメンテーターを務める日本テレビ系・朝の新情報バラエティー番組「スッキリ!!」でも、同問題が取り上げられ、日本水泳界が悩む水着問題について、テリー伊藤が大炎上。

番組内でコメントを求められるや、「日本水泳協会はスピード社と契約しろ」と言い放ち、ミズノ社と契約を結んでいる北島康介が、昨日、都内で行われた早慶対抗大会で、従来の契約から「レーザー・レーサー」を着用せずに出場したことについては、「北島選手が気を使ってるようじゃ可哀想だ」と述べ、「現在日本水泳協会が契約しているメーカーには撤退してもらってスピード社の水着を使うべきだ」と一気にまくし立てたのだった。

現在、連盟は国内3社に対し、水着の改善要求を出しており、これらの成果を踏まえ、6月10日に最終結論を出す予定となっているが、その結末やいかに?