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EUフィルムデーズ:「人を区別する基準は存在しない」−「チーズとジャム」のジュリッチ監督

2008年05月17日07時15分 / 提供:PJ

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EUフィルムデーズ:「人を区別する基準は存在しない」−「チーズとジャム」のジュリッチ監督
「チーズとジャム」のブランコ・ジュリッチ監督(右)と女優のターニャ・リビッチさん(左)(5月16日、東京国立近代フィルムセンターにて。撮影:重光英一) 写真一覧(2件)
東京・京橋の国立近代美術館フィルムセンターで16日から6月5日まで開催されている欧州連合(EU)加盟国の映画を紹介する映画祭「EUフィルムデーズ2008」。初日の16日午後3時からはスロベニア映画「チーズとジャム」が上映され、上映後には同映画の主演男優兼監督のブランコ・ジュリッチさんと実生活でもジュリッチさんの妻のターニャ・リビッチさんのトークショーが開かれた。

 ボスニア出身の夫とスロベニア出身の妻という生まれ育った環境の異なるカップルの人間模様を描いた本作品。「チーズとジャム」という題名は、一緒に食べても合わないものの組み合わせのたとえで、チーズがボスニア、ジャムがスロベニアを意味している。映画には妻がチーズとジャムを一緒に食べるシーンがある。ジュリッチ監督は「人を区別する基準は存在しないということだ」と語る。

 映画は働かない夫に愛想をつかした妻が、夫が仕事を見つけるまで戻らないと出ていってしまう設定で始まる。ジュリッチ監督によれば、「映画は自叙伝ではないが、経験に基づいている。ボスニアで紛争が始まり、スロベニアに移ってきて、貧乏な生活を送りながら脚本を書き始めた」のだという。当初はテレビ用の企画だったが、資金が集まったため、劇場用の映画として撮ることができた。

 ターニャさんは「人間は白と黒に分かれるものではなく、悪いところもあれば良いところもあるということがこの映画のメッセージです」と話した。

 黒澤明監督が大好きで、フェリーニやパゾリーニなど、1960−80年代のすべてのイタリア映画から影響を受けたというジュリッチ監督。トラクターとロックンロールを題材にした最新作の撮影はすでに終わっているという。【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 重光 英一

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映画  映画祭  黒澤明  ボスニア  スロベニア  
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