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【独女通信】“女ともだち”のメンテナンス

2008年05月27日14時00分 / 提供:独女通信

独女通信
【独女通信】“女ともだち”のメンテナンス
大阪在住のユカさん(39歳)は転職して2年目。現在の職場の女性はみな若いか、ずっと年上の人ばかり。もともと積極的ではないので、仕事が終わって一緒に食事に行くこともあまりない。週末は前の職場で知り合った彼氏の家にいくか、一人で映画を見にいくという。昔からの友人は結婚してなかなか会えないか、独身の友人も自分に彼氏ができてから、あまり会わなくなっていた。新しい友人を作らないのかと聞くと「面倒臭いの。趣味の集まりとかに行けばできるのかも知れないけど、もともと出不精だし」とのことだ。ユカさんの家族は心配の言葉を漏らす。「もし彼氏と結婚せずに別れてしまったら、あの子は誰と話をするのかしら」。

今年の4月に発売された「女ともだち - 生まれるとき、育つとき、壊れるとき」という本には、女の友情の複雑さが多面的に描かれている。著者の岸本裕紀子氏は“女ともだち”の比重が昔より増しているが、その関係は「恋愛以上に微妙だ」としている。役立つ情報をもたらしてくれるのも、困ったときに助けてくれるのも、落ち込んだときに慰めてくれるのも女ともだち。女ともだちとの蜜月は恋人のそれ以上で、恋人とのデートよりずっと楽しい時間を過ごせることも多い。

しかし「別れ」や「破局」のダメージもキツイ。著書に登場するエピソードでは、友人に対して、「自分は何番目か」が気になったり、嫌われているのではないかと不安になったり、幸せに嫉妬したり、無意味に疎ましくなったり、勝手に失望したりする。

実はユカさんは学生時代、周囲が羨むほど友人の多い女性だった。しかし、受験の失敗による無職時代に、だんだん友人に会うのが辛くなっていったそうだ。そこには「劣等感」よりも「話が合わないだろう」「気を使わせるだろう」という遠慮があったという。これはユカさんだけに限らない。独女と既女の間では「仕事の話をしても自慢に聞こえたらイヤだし、どうせわかってもらえない」「夫の愚痴も惚気に聞こえるかも知れないし、子育ての悩みも興味ないだろう」と、お互いに距離をとってしまい、疎遠になってしまうのはよくある話だ。

岸本氏は「相手は自分のフィールドではないから、悩みは理解できないはず、というのはうそで、もしお互いの性格をわかっているなら、相手の話をちゃんと聞けたり、けっこう有益な助言ができたりするものである」としている。女の偏差値に振り回されて一度切ってしまった友情はナカナカ元には戻らないそうだ。まずは「自分が付き合える部分で繋ぎながら、ふたりの関係をゆるく保っていけばいい」とのこと。

そして「愛情にも友情にもメンテナンス」が必要だとしている。アツアツ期がすぎるとふたりの関係は下降線をたどるが、そのままにしておけばふたりの関係は終わる。大切にしたい友人とは年に何度か食事をしたり、メールをしたり、カードを出したり、用事がなくても連絡したりするものだとか。「恋人」と同じで、女ともだちも、つなぎ留めておく努力が必要であるということなのだろう。

さて、ユカさんのように「すでに友人がほとんどいなくなってしまった人」とどうすればよいのだろうか。30歳を過ぎると新しい友人を作るのが難しいと良く聞く。結婚をすると環境が変わったり、ママ友だちができたりと、新しい出会いも多いが、独身女性は友人に出会うチャンスが少ない。だから自分から出会いを探すしかない。

趣味の集まりや、会社のイベントに顔を出したり、学校に通って出会いの場を探すのも手だが、「コミュニケーションをとろう」という積極性がなければ、なかなか仲良くなれないもの。「拒否されるかもしれない」という不安は、学生時代より大人の方が強いのかもしれない。
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