ドラえもん大好き!!」このひと言に尽きる楽しい1冊。
東京工業大学理学部工学科で微分幾何学、数理物理学などを学んだ著者が、ドラえもんに出てくる道具を科学的に解明した本。著者がドラえもんを読み解いたところ、作者の藤子・F・不二雄は科学をよく理解していたようだ。


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四次元ポケットやタケコプター、タイムマシンなど、子供の頃、誰もが憧れたドラえもんの世界だが、このドラえもんのおなじみの道具の数々は、アインシュタインの発見した「相対性理論」を元に成り立っているのだとか。

そう、ドラえもんに出てくる道具の数々は、けっして「夢物語」などではなく、理論的には、すでにアインシュタインにより証明され、あとはそれを実現させるサイエンスの進歩にかかっており、「どこでもドア」も決して実現不可能なことではないのだそうだ。実に夢がふくらむ話だ。

個人的には、「どこでもドア」が一番欲しいと思うが、読みながら前半の難しい科学の話は、やや理解不能で、ちょっと取っつきが悪い部分もあるが、後半になると、とにかくドラえもんはすごい!大好き!ということが書かれていて、ドラえもんの近未来の道具も現実の科学の力で何とかなってしまうんではないかとつい錯覚して嬉しくなってしまう。
科学大好き、ドラえもんは、もっと大好き!な著者の人柄が非常にうかがえる心楽しい1冊だ。
科学は、近未来のドラエモンを超えることができるのか?!


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(Techinsight図書委員会 藤岡 恵理子)