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「東京郊外」にサムシングあり。ホンマタカシ写真展=東京・青山で31日まで

「東京郊外」にサムシングあり。ホンマタカシ写真展=東京・青山で31日まで
"Takashi HOMMA"(制作/撮影:池野徹) 写真一覧(4)
【PJ 2008年05月14日】− わたしの知っている写真家に浅井慎平、新正卓、稲越功一らがいるが、彼らはオリジナルが、コピーライターとか、アートデザイナーであった。アドバタイジングの世界に身を置いていたのである。そして写真家に転身して、その作風は70年代のコンテンポラリーフォトの名手とも言えた。アメリカ人のウィリアム・クラインとか、日常のさりげない写真をさりげなく撮る、しかしそこに何かサムシングが存在する。一枚一枚のインパクトと言うより数枚を重ねて行く中に何かを表現する。そんなタイプの写真家たちであった。突き詰めるとコンセプチュアルアートの世界に入っている作品とも言える。

 そんな写真家の系列に入るように見える写真家、ホンマタカシの写真展「TOKYO」が東京表参道のGallery 360°で開催されている。'98年に東京郊外の風景とそこに生きる人々を撮影した作品「TOKYO SUBURBIA」である。この作品は第24回木村伊兵衛賞を受賞した作品である。今回、ニューヨークのアパチャー社から日本人初になる写真集「TOKYO」の発刊を記念しての写真展示となったのである。

 ホンマタカシは、1962年東京都生まれ。日本大学芸術学部写真学科中退、広告制作会社ライトパブリシティに6年間在籍後、91年から92年にかけてロンドン滞在、ファッションカルチュア誌「i-D」で活動。帰国後は、雑誌、広告の幅広い分野で活躍。「波」「東京郊外」「空撮」「東京の子供」等の作品発表。2003年、伝説の写真家、中平卓馬の日常を撮影した写真集「きわめてよいふうけいーSHORT HOPE中平卓馬」を発表。翌年に映画化もした。2007年、撮りためている「波」の新作発表。

 戦前戦後を通した写真家、木村伊兵衛(1901-74)は、何時もライカを構えてストリート写真を撮っていた。コンテンポラリーフォトでもあるわけだ。広告写真も撮っていた。ホンマタカシと共通の何かは、ある感じがする。会場で、会ったスタイリストの高橋靖子さんから、ヨコガオを聞いたが、会場に現れた彼には、独特のシャイな仕草と、自分の世界へのこだわりを心中に秘めている写真家と見た。キュレーターの菅谷さんと話したが、今、日本マーケットにアーティスト探しにハンティングに来ている関係者が多いと言う事だ。アニメーション中心に、アキバ系にまで手を出している。しかし、ピュアなアーティストの世界は難しいようだ。そんな中でのホンマタカシのニューヨーク出版は評価されるのであろう。

「シャシンはカンタンにトれる しかし 写真は簡単に撮れない」

【了】

■関連情報
●ホンマタカシ:TOKYO
5/7〜31 12:00-19:00 日祝休
GALLERY 360°
東京都港区南青山5-1-27 03-3406-5823
http://www.360°co.jp

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 池野 徹【 千葉県 】
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「東京郊外」にサムシングあり。ホンマタカシ写真展=東京・青山で31日まで
"TOKYO Suburbia"(撮影:池野徹)
「東京郊外」にサムシングあり。ホンマタカシ写真展=東京・青山で31日まで
"Takashi-2"(撮影:池野徹)
「東京郊外」にサムシングあり。ホンマタカシ写真展=東京・青山で31日まで
"Gallery 360°"(撮影:池野徹)
 
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