今週のお役立ち情報
ジャーナリストって、何が出来るんだろう。明治大学大学院「情報コミュニケーション研究科」開設記念シンポジウム。
【PJ 2008年05月14日】−
「ベトナム戦争当時、日本の報道や写真のジャーナリストが多く犠牲になった」。しかし、イランイラク戦争ではずっと少ない。これはメディア過剰でジャーナリストのモチベーションが低くなったことを示す。「現在日本は、殺人事件が日常的に行われてる怖い国」と思われてるが実は、平年と比べて多くはない。メディア報道が過剰なだけだ、と講師の作家・映画監督の森達也氏が述べた。つまり、メディアによる扇情の行き過ぎと、ジャーナリストの不毛感を言いたかったのだろう。そして、そこには真実が隠ぺいされる怖さがあると。
5月10日、明治大学大学院「情報コミュニケーション研究科」開設記念シンポジウムが東京・駿河台にある明治大学リバティホールで行われた。学校側のあいさつに続き、記念講演「外交と情報コミュニケーション」で、安倍忠宏外務省特命全権大使が海外経験をもとに「日本国の良さを語り、日本人は自信を持つべき」と話した。その後パネルディスカッションで「メディアの変貌とジャーナリズム」と題して、司会に大黒岳彦教授と服部桂朝日新聞デジタルメディア本部プロデューサー、森達也作家・映画監督と小田光康PJニュース編集長が、それぞれの立場でメディアとジャーナリスト論を展開した。
「情報コミュニケーション学」を学問にして何が伝えられるのだろうか。情報というのは膨大で掴(つか)みどころのないものだ。バラバラの情報はいくらでも伝えられる。学生に何を学ばせるのか。明治大学のコンセプチャルな目的をもっと明確にしたらどうだろうと思えた。「社会・人間・文化・自然」と標ぼうしているが、何となくで良いなら、何となくぼやけて自由であるが、教える学校側が分かっているのだろうか。講師の小田氏は、「学際研究」は、それをする学生がまず学際的視野に立つ必要があると指摘されていたが。
パソコン、デジタル、ニューメディア、IT、インターネットと90年代から急速に登場して変化して来たテクノロジーに対して、例えば、IT時代とか言われてITとは何かなんて、日本の識者は分かった顔して学生や一般人に講義していたが、分かっていなかったし。デジタルがいかに革命的な事だとは、認識されていない。人間が考えだしたテクノロジーは、先に進んでいるのに、社会レベルでは、ついて行けてないのだ。つまり世界の流れでは、ファッションとして分かって入るが、その本質については、指導者たるべき人たちが説明不足でやって来た事である。日本の指導者、政治家、企業のトップ、学業の先生たちが、理解していない。若き学生たちに、何を教えるべきか、何を考えさせるのか、「情報」「コミュニケーション」とはそれ自体、抽象的で、難しいソフトである。
講師の方々の論戦の中で、メディアとジャーナリストの問題。ビジネスとジャーナリズムの行方。アカデミアとジャーナリズムの関係。インターネットにおける戸惑いと、マスメディアの服部氏と、ネットメディアの小田氏、表現メディアの森氏とそうそうたる履歴を持つ人たちの経験と体験からの矛盾と真実の生き方を語っていたのは、興味深かった。このようなパネルディスカッションでは、講師自身のパーソナリティーが伝わって来る所がオモシロい。もう少し時間があれば、白熱したろうに。お決まりの基調講演はぬきにして、フラットにディベートできる場が「学際」にはふさわしいと思った。
いずれにせよ、マスメディアの不毛や、ネットメディアへの偏見と、視聴者の総白痴化へと、権力者の言論への弾圧と、時代や国が動きだした時に、自由と真実のニュースとオピニオンを主張できるジャーナリストは絶対に必要なキャスティングだろう。
♪時代の夢を 破るべく 正義の鐘を 打ちて鳴らさむ♪ 明治大学校歌
【了】
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 池野 徹【 千葉県 】
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5月10日、明治大学大学院「情報コミュニケーション研究科」開設記念シンポジウムが東京・駿河台にある明治大学リバティホールで行われた。学校側のあいさつに続き、記念講演「外交と情報コミュニケーション」で、安倍忠宏外務省特命全権大使が海外経験をもとに「日本国の良さを語り、日本人は自信を持つべき」と話した。その後パネルディスカッションで「メディアの変貌とジャーナリズム」と題して、司会に大黒岳彦教授と服部桂朝日新聞デジタルメディア本部プロデューサー、森達也作家・映画監督と小田光康PJニュース編集長が、それぞれの立場でメディアとジャーナリスト論を展開した。
「情報コミュニケーション学」を学問にして何が伝えられるのだろうか。情報というのは膨大で掴(つか)みどころのないものだ。バラバラの情報はいくらでも伝えられる。学生に何を学ばせるのか。明治大学のコンセプチャルな目的をもっと明確にしたらどうだろうと思えた。「社会・人間・文化・自然」と標ぼうしているが、何となくで良いなら、何となくぼやけて自由であるが、教える学校側が分かっているのだろうか。講師の小田氏は、「学際研究」は、それをする学生がまず学際的視野に立つ必要があると指摘されていたが。
パソコン、デジタル、ニューメディア、IT、インターネットと90年代から急速に登場して変化して来たテクノロジーに対して、例えば、IT時代とか言われてITとは何かなんて、日本の識者は分かった顔して学生や一般人に講義していたが、分かっていなかったし。デジタルがいかに革命的な事だとは、認識されていない。人間が考えだしたテクノロジーは、先に進んでいるのに、社会レベルでは、ついて行けてないのだ。つまり世界の流れでは、ファッションとして分かって入るが、その本質については、指導者たるべき人たちが説明不足でやって来た事である。日本の指導者、政治家、企業のトップ、学業の先生たちが、理解していない。若き学生たちに、何を教えるべきか、何を考えさせるのか、「情報」「コミュニケーション」とはそれ自体、抽象的で、難しいソフトである。
講師の方々の論戦の中で、メディアとジャーナリストの問題。ビジネスとジャーナリズムの行方。アカデミアとジャーナリズムの関係。インターネットにおける戸惑いと、マスメディアの服部氏と、ネットメディアの小田氏、表現メディアの森氏とそうそうたる履歴を持つ人たちの経験と体験からの矛盾と真実の生き方を語っていたのは、興味深かった。このようなパネルディスカッションでは、講師自身のパーソナリティーが伝わって来る所がオモシロい。もう少し時間があれば、白熱したろうに。お決まりの基調講演はぬきにして、フラットにディベートできる場が「学際」にはふさわしいと思った。
いずれにせよ、マスメディアの不毛や、ネットメディアへの偏見と、視聴者の総白痴化へと、権力者の言論への弾圧と、時代や国が動きだした時に、自由と真実のニュースとオピニオンを主張できるジャーナリストは絶対に必要なキャスティングだろう。
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