イングランド代表FWマイケル・オーウェンがニューカッスルを退団する可能性が高くなっている。大幅な年俸カットを理由に退団を決意するとみられるストライカーは、マンチェスター・ユナイテッドかエバートンを新天地に選ぶ可能性が高いと見られている。

 リーグ戦24試合に出場し11ゴールを記録した今シーズンのオーウェン。ケビン・キーガン就任後はキャプテンを務め、クラブのプレミア残留に大きく貢献した。しかし、クラブ首脳陣は週給12万ポンド(約2400万円)のサラリーを、8万ポンド(1600万円)近くにまで引き下げたい考えを持っており、これが移籍のキッカケとなりそうなのだ。

 移籍先にはプレミア連覇を達成したマンUやエバートンの名前も挙がっている。プレミアでも随一の若手監督デイビッド・モイーズが率いるエバートンは、オーウェンが幼少期に応援したクラブとしても知られている。また、父親のテリー・オーウェンがプレーしたクラブでもあり、移籍先の有力候補として名前が挙がっている。

 ニューカッスルのキーガン監督は、オーウェンの残留をクラブ側に求めており、移籍報道については、「新聞の書くことは信じるな!」と完全否定している。それでも、総額で約2000万ポンド(40億円)を費やしてレアル・マドリーから獲得したオーウェンに対し、金額に見合う活躍をしていないと評価するクラブ側が、オファー次第で放出を決める可能性は十分にある。今夏の移籍マーケットで、大物ストライカーは新天地を選ぶことになるのだろうか。

マイケル・オーウェンマイケル・オーウェン(Michael Owen)


生年月日:1979/12/14
所属   :ニューカッスル
国籍   :イングランド
ポジション:FW